夢の中で
こんにちは、ニケです。
今が夢の中。いい言葉だと思います。モモのお師匠さまの言葉だそうです。
今の私は森の奥にいた私ではありません。モモの隣にいるのが今の私です。
モモは「夢の中なんだから好きに生きる」と言っていました。
私はそこまであけすけに出来ませんが、少しは見習いたいと思います。
夢の中にいるんです。好きなように生きます。
夢から醒めたくないです。連れ戻されるなんて真っ平御免です。
もし夢から醒めそうな時は、モモに何とかしてもらいます。
だってモモは、私の隣にいるのが好きなんですから。
好きなように生きて私の隣にいるんだから、きっとそういうことなのです。
……なにやら変なことを書いている気がします。
書き直すのも面倒なので、このまま燃やしたいと思います。
もしそちらに届いたなら、娘の夢が醒めないように祈っていてください。あなたたちの娘、ニケでした。
追伸。同じ火で森から送られてきた手紙も燃やしますが、一緒に届いてしまったらごめんなさい。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます