エピローグ:

 気がつくと、私は『お化けレンガ屋敷』の庭にいた。

 

 そばには古いテーブルとイスがあり、その向こうにレンガ作りの建物が見える。

 顔を上げると、樹々の間に私の部屋の窓が見えた。


 夢を見ていたのだろうか。

 それなら『どこからどこまで』現実で、『どこからどこまで』夢なのだろう。


 

 手の中には、ペンダントの感触があった。

 私はそれを握ったが、緑色の石は光らなかった。

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あっちとこっちの はざまの森で 千賀まさきち @sengamasakichi

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