第16話 神孫子
今日は新月の次の日。お祖父様に神気を使った直接斬らない倒し方?の方法を教えてもらう。けど神気を使った倒し方とかは、神気見える(感じれる)私達一族とかしか効かないらしいから意味ないのでは?と思ったが、お祖父様の言う事だしね。「おい!舞優。今日の練習は2時間な。」あっお祖父様「分かりました。」と返事しておく。「今回はな、特別ゲストが来とるぞ!ジャジャ~ン!」お祖父様がノリノリでそういったら、あまり気乗りしない顔の筋肉ムキムキの、神気ほとばしるおじさんが出てきた。そうそう、言ってなかったけど、お祖父様や、お祖母様も、神気をめ〜っちゃまとってます。お母様もまとってますが、お祖父様達ほどではございません。私もちょっとだけ、まとってます。凄い「薄い」です。で、話は戻ります。この筋肉隆々のおじさんは、神気を纏っていることから、空泉、天ヶ瀬、神孫子(あびこ)、天国(あまくに)、斑鳩(いかるが)、神水流(かみずる)、神室、紫雲、朱雀、宝月、神(じん)の一族の一人だと言うことが分かる。まあけどそれしか分からないから、「どなたでしょうか?」と聞いたらよくぞ聞いてくれた、という感じで「神孫子彰志だ!今回やられ役をやってもらう!」やられ役?「正さんの頼みですから。」と彰志さん。神さんも「正さんの頼みだから」とか言ってたな。お祖父様この業界(?)で偉いのかな?まぁそれはおいといて、「やられ役ってなんですか?」と聞いてみたら「その名の通りやられる役だ。わしが圧倒する相手だな。」と言われた。「よくわかりませんが、私ではダメなのでしょうか。」と言ったら、「神気を圧倒しなければならないのだから、舞優の用に神気が少なくては効かないじゃないか。」と言われた。なるほど?「私が神気が多いからってやる必要ありますか?」神孫子さん、不満そう。「まぁまぁそう言うな。おい、彰志。刀持ってきたか?」とお祖父様。神孫子さんも刀を持ってるの?「もちろんです。刀を持ってきていなかったら話になりません。」と言って取り出した箱には「伊彰 神孫子」と書いてあった。「家宝を持ってきましたよ。一応。」と神孫子さん。そしたらお祖父様はやる気満々で私に説明を始めた。「よぉしやるぞ!えーとな、舞優。う〜ん自分の神気、舞優の場合は正仄空泉の神気じゃな。それを強めてというか相手の神気を吸い取る感じで威圧する感じだ。う〜ん自分の神気を大きくして相手の神気を小さくして大きく見せるというか…う〜ん我々や天界の者は神気が色々連動してるから神気を押さえれば勝てるんだ。だから相手の神気をどうにかすれば良くて、自分は感覚的に〜。え〜う〜ん…」「堂々巡りですよ。」よく意味がわからない説明を神孫子さんが注意してくれたが、ちょっと気になることが今の説明の中に…「あのぉ、天界って?」「あぁ、天国のことじゃ。天国の者は人じゃない。彰志の苗字のもととなった神孫子も天界の者で、空泉の門番じゃ。我ら一族以外の一般人が天国に行くのを防ぐ役だ。まぁ、防ぐというより殺すだな。」「殺す!?」「あぁ、そうだ。一般人が天国に行くと大抵殺される。例外はあるがな。」こ、怖、、、「まぁその話は置いといて」と神孫子さん。「私が教えてあげます。」ありがとうございます!神孫子さん!「正さんは感覚でやっていらっしゃるので教えるのがヘタなんです。」「なんだと?若造のくせして!」「お気に触られたのなら謝りますが?」「あぁ!謝れ!」「す、い、ま、せ、ん、で、し、た!」「心がこもってない!」「黙っててください!」「………
神孫子さんとお父様は仲悪いんだなぁ…。それでもいろいろ言うこと聞くってことは結構お祖父様すごい人なのかな?
…ということで私は神孫子さんにその後教わりました…(トホホ)
神孫子彰志
30
黒髪、短髪
背は百八十五センチ
好きな食べ物 全部
嫌いな食べ物 なし
習い事 武芸全般
勉強 ★★★★★(これぞ文武両道)
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