第5話 空泉〜香菜〜

家に帰った。召使いが出迎える。「おかえりなさいませ」と口々に言い、「ただいま帰りました。」と返事。中庭が見える廊下を通り、自分の部屋より、玄関に近い母親、空泉香菜の部屋のふすまを開けて、手をつき挨拶。で、いつもはそのまま通るが、今日は、「御相談がありまして」と言って部屋に入る。相談というのは、るいっぺ(許可されて、早速心の中でるいっぺと呼ぶ。)が、家に、遊びに行きたい。と言っていたことである。早速、「お母様。早くも学校で友達ができ、家に遊びに行きたいと言われたのですが、許可してよろしいでしょうか。」とできるだけ丁寧に伝える。お母様は、まぁ案の定、「だめよ。家の物を壊されるといけないから。」と言う。「壊さないよう監督しますから!」と言っても、「だめです。」と言われる。「そうですか。」と言って、お母様の機嫌を損なわないように、すぐ引き下がる。また今度聞こうかなと思いながら部屋を出る。自分の部屋に帰り、宿題。机の上の物をしまう。おばあさまから、昨日貰った鈴と水晶と何故か小石。綺麗だからいいけど。おじいさまから昔貰って、折らずに大切に使ってる竹刀。学校のプリント。便箋。お母様に十歳のときに貰った真珠のネックレス。本が7冊。竹刀と便箋以外は、棚にしまう。小物は一番上。本は一番下。便箋は机。竹刀は、稽古場。てか、なんで竹刀が私の部屋にあるんだっけ。


空泉香菜

四十八

黒髪ロング

背は百八十センチ

ほっそりしているが、普通の女性より筋肉は多い。(ムキムキでもない)

好きな食べ物 りんご

嫌いな食べ物 特になし

好きなタイプ 静かで、文化や昔を大事にし、強い人(結婚相手の空泉弥)

嫌いなタイプ へらへらしてる人、文化を重んじない人、昔を否定する人

勉強 ★★★★★

職業 表向きは骨董品、雑貨屋。作法教室も開催。部屋を見学させ、風流を学ぶコースも。悩み相談所も開いている。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る