第4話 東堂

すぐ、流唯都は反応した。


「東堂!こいつは関係ないぜ!どういうつもりだ!待ち伏せして、奇襲でもかけるつもりだったのか?」


と言った。全く意味がわからない。とりあえず、この男が東堂だってことは分かった。なんなのよぉと思って、流唯都に、


「誰?この人。浮気って…」


と言ってみた。そしたら、少しバツの悪い顔をしたが、


「こいつは東堂煌聖って言う、不良だよ。危ないから下がってろ。」


と言って、その数秒後、


「浮気って言うのは、俺、七愛と付き合ってるんだ。お嬢様と浮気してるとか、ありえねーよ。何いってんだか。」


と、最後の方は、東堂さんに向けて言ってた感じだったが、とりあえず教えてくれた。やっぱ、流唯都も自覚あるんだ。相思相愛だね。やっぱ、言いふらしてる感じなのかな?不良が知ってるなんて…なんて、一人で考えてたら、東堂が、


「へっ、お嬢様ってよんでんの?金持ちなわけ?へーお嬢様、お金貸してくんねえ?」


と言って、寄ってきた。だけど、さっき、下がってろと言ってくれたおかげで、流唯都が、止めることができた。だけど、不良は止まらず、


「おい、お前は七愛がいるんだから、この可愛い子ちゃんは俺がもらってもいいじゃんか。」


と、変な目で私と流唯都を交互に見ながら話す。流唯都は


「だめだ!」


と言って、不良を睨めつける。クルクル回りながらジリジリ近づいて行って、流唯都が東堂に飛びかかった!その後は、つかみ合い。どっちもまぁまぁ強く、決着がつかない。私が心配になって、近づいた。その時、東堂が、こっちに目標を変えた!いち早く気づいた流唯都が、こっちをみて、


「にげろ!」


と叫んだ!だが東堂が、こっちに目標を変えたように見えたのは、フェイントだった!東堂が素早く流唯都の後ろに回って、


「よそみをするな。」


とささやいた。手を大きく振り上げて、流唯都の首筋を叩こうとした!私は、危ないと思って、自分の身を守るためにって、お祖父様に教えてもらった、空手を使って、東堂の手を叩いた!


「いってぇ!」


と東堂は大声で、叫んだ。


「覚えてろよ!流唯都!お嬢様!」


と言って走ってった。はぁ不良にまでお嬢様って呼ばれちゃった。まぁ、私の名前を知らないから仕方ないんだけど…あっそうだ!流唯都君!大丈夫かな。あっ口から血出してる…。私を庇おうとして危ない目にあわせちゃった…。…意外と優しいとこあるんだな。ちょっとかっこよかった。危ないから下がってろ、とかかっこつけて…。なんて、一人で思ってたら、流唯都が、


「お前強いんだな。あれか?あのーこないだ言ってたじいさんから教えてもらったやつか?」


と言ってきた。


「うん。」


と答えた。そしたら、流唯都は、にっこり笑って、

「助けてくれてありがとな。ちっとやばかった。…お前は、強いから、いいぞ。」


と言ってきた。


「何がいいの?」


と聞いたら、


「るいっぺって呼んでいいってことだよ!」


と言って豪快に笑った。


東堂煌聖

高三。

襟足長め。金髪。中は黒

背は百八十センチ

筋肉は無いが、体格はいい。

好きな食べ物 肉

嫌いな食べ物 結構あってかけず。

好きなタイプ(女) 特になし(だれでもいーぜ)

嫌いなタイプ(女) 正義感ぶってるやつ(それもいいってやつもいるがな。)

好きなタイプ(男) 俺に屈するやつ。俺より強くて俺を認める奴

嫌いなタイプ(男) 正義感ぶってるやつ。俺より強くて俺を拒否するやつ。弱い奴

習い事 なし。

勉強 ☆☆☆☆☆(高校は、一日で退学)(中学もずる休み多い)

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