第3話 丹羽

七愛ちゃんは、最初の自己紹介のときに、


「野村小学校から来ました!このクラスには、小学校の友達が何人かいるので、中学校でも、安心して、いきたいと思います。みんな、仲良くしてね!❤️」


と言っていた。同じ小学校だったのかな。けど、何人かいる、と言っていたのに、七愛ちゃん以外にるいっぺって呼ばせてる子はいない。なんでだろ。流唯都本人に聞くのは…。七愛ちゃんに聞いてみるか。

休み時間に


「七愛さんは、流唯都君の事るいっぺって呼ぶんですね。男子だけじゃなかったですっけ。」


って聞いてみたら、


「えーそんなこと気にしてるの〜?まー小学校一緒だったからかなぁ。」


って言われた。それじゃ私は納得せず、


「けど、他にも小学校一緒の子いるのになんで七愛さんだけ?」


と聞いた。そしたらなんと、


「えー聞いちゃうのぉ?恥ずかしいなぁ。ま、その理由は十中八九るいっぺと私は恋愛関係だからだね!」


と言われた。


その日もとりあえず、一緒に帰ったが、落ち着かなかった。恋愛関係だなんて…七愛ちゃんも七愛ちゃんだ。人に、恋愛関係だから!とか、言わないでしょ、普通。だけどそんな私の気持ちなんて考えもせず、流唯都は話しかけてくる。


「おじょーさまー!家おっきーの?遊びに行っていい?」


なんて具合だ。お嬢様呼びで特に仲良くもない間柄で、遊びに行かせろなどと言ってくる。私は


「お母様やお祖母様に、聞いてみなければ…」


と適当に当たりさわりのない返しをして、流唯都のことが好きな人なんているんだ…などと考えていたら、声がした。


「おうおうかわい子ちゃん連れてんじゃねーか。流唯都。こいつは七愛じゃねーよなぁ?どういうことだ?浮気かぁ?」


丹羽七愛(ななえ)

中一。

髪は茶色がかってる。ロングで、ゆるふわカール

背は百七十一センチ

スラっとしたフォルム

好きな食べ物 トマト、桃

嫌いな食べ物 ハーブ、卵

好きなタイプ 強い人

嫌いなタイプ おちゃらけてる人

習い事 特になし。ピアノ経験あり。

勉強 ★★★☆☆


…………………………………………………

そろそろつまらないってなってる人もいるかもしれないけど、7、8、9話位からやっと現代ファンタジーになるのでそこまで飛ばしてくれていいよ。

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