第2話 高柳
入学式初日。何事もなく過ぎた。
普通授業初日。自己紹介。私は普通に、
「空泉舞優です。よろしくお願いします」
とだけ言った。
次は五十音で、高柳琉維都だった。
「うっす!俺の好きな食べ物は豆腐類以外だよ!呼び方はるいっぺでいいぜ。あっ女子はやめとけよ。男子だけな😁😙女子はるいとな。琉維都様でもいーぞ。へっ。」
といった。感じわっる!男女差別ぅ。全く。
なんか嫌な感じで席についた。最初の席順は番号順。私は二十番。高柳さんは二十一番。私の後ろの席。嫌だぁ。
1時間目。早速こいつ私の椅子に足かけてきたぁ。私は、あのぉやめてもらえますぅ?と思って、
「やめてもらえますか。」
と、一応言ってみた。敬語をこの人につかいたくないなぁ。
ま、案の定
「へっ敬語?やめてよ。あっけど敬語するなら琉維都様ね。へっ琉維都様やめてくださいは?」
なんて言ってくる。はぁそこまで屈する気はないよ。と思いながら
「琉維都君。やめてくれますか?」
と言った。
ま、根はいいのかな。
「様は〜?」
とか言いながら足をおろしてくれた。まぁ幹や葉は悪いけどね。伐採して、根だけにしたい・・・。
心外なことに、家も近いっぽい。通学路がほぼ一緒。あいつと7分の6の道一緒。最悪。と思ったけど、私以外喋る人がいないから、ずーっとしゃべっていたい琉維都は、私に話しかけてきた。
「おまえもこっちなんだ」とか、「お前格闘技の経験は?」とか、「名前なんだっけ」とか。
一応答えた。「はい。」とか「あります。護身用に。お祖父様が教えてくれて、テコンドーとか柔道を、ひと通り。」とか「名前は、空泉舞優です。」とか。その度、「敬語!🤣」とか笑われた。
お祖父様と言ったときに一番言われたくないこと言われた。
「えーお祖父様?お嬢様風発言じゃーん!お嬢様ってこれから呼ぼうw」
またか!って思った。仕方ないよね・・・
次の日、あることに気づいた。流唯都は、るいっぺと呼ぶのをオッケーしているのは、男子だけのはずなのに、流唯都の隣の席の丹羽七愛(ななえ)も
「今日るいっぺ宿題やってきた?」
と言っていた。
プロフィール
高柳流唯都
中一。
黒髪短髪
背は百七十一センチ
体型はちょっと太ってる
好きな食べ物 カレー
嫌いな食べ物 特になし
好きなタイプ 強い奴、ちょっとだけ弱く、俺が守ってやれる奴
嫌いなタイプ 弱い奴
習い事 格闘技を昔から、週2で。
勉強 ★☆☆☆☆
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これからもこんな頻度で投稿できるか分かりませんがよろしくお願いします。☆☆☆や❤、応援コメントをくれると励みになります。
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