ある者の手記『登場人物』編
とある手記より抜粋
――〈ルード・ヴィヒテン・S〉
●保有ジョブ
『
●天賦スキル
〈重傷止まり〉
〈王の器〉
〈玉座支配〉
〈不明〉
●備考
三つの〈不明〉スキルが明かされ、半年の間効果に疑問があった〈玉座支配〉と〈王の器〉のおおよその効果が分かった今となっても、ステータスに謎が多い男。
172層の特訓から長らく殴る蹴る以上の自分の戦闘スタイルを見出すことができていなかったが、今回の一件でそのきっかけを掴むことができたらしい。
本人としては、そんなことよりもこれから起こるであろう厄介ごとに思いを馳せるばかりであるようだ。
――〈コルウェット・ムジナ〉
●保有ジョブ
〈
●天賦スキル
〈
〈王の器に連なる者〉
〈
●備考
現悪魔との契約者の一人であり、世界最高峰の火属性魔法使いの一人。花騎士から始まる〈花炎姫〉の特殊魔法は既に彼女固有の魔法へと昇華されており、戦における広域影響力はずば抜けていると言えるだろう。
ただし、精神的に未熟なところもあるため、一線級の猛者たちと比べると見劣りする部分もある。
――〈ヴィネ〉
●保有ジョブ
なし
●天賦スキル
〈■■■■〉
〈■■■■〉
●備考
低国ヴィネの管理者にして悪魔の一人。小さな体躯に頭全体を覆い隠すほど大きなお面を付けた少女であるが、その実力は悪魔の中でも上位に入る――と言われている。好戦的ではなく、いつも先を見据えた視野を持つ故か、余り戦いを好まない――ようにも見えるが、彼女の本意を知るものは少ない。
――〈バラム〉
●保有ジョブ
なし
●天賦スキル
〈
〈■■■■〉
●備考
寒村バラムの管理者にして悪魔の一人。人一倍の巨体を持つ物の、どちらかといえば頭脳労働系の分野に特化した悪魔。故に本人単体の戦闘能力は悪魔の中でも下位に入る。しかし、その頭脳を使えばたとえ戦闘力が伴わずともどんな相手でも、彼女は謀殺することができるだろう。問題があるとすれば、バラム自体がそれほどまでに狡猾な性格ではないことか。
――〈ナズベリー・バーバーヤガ〉
●保有ジョブ
〈
●天賦スキル
〈
●備考
世界でも著名な冒険者パーティーであるソロモンバイブルズのメンバーの一人。魔力で触れたものを金に変えるという反則級のスキルを持つことでも有名であり、長期戦及び中距離戦では彼女に勝つことは難しい。コーサーの戦いでは人命救助に回っていたため本気を出す機会はなかったが、本来であれば近接戦闘もそこそこにこなすことができる万能型の冒険者だ。
――〈ブルドラ・ブーブルー〉
●保有ジョブ
〈
●天賦スキル
〈迫撃王〉
●備考
世界でも著名な冒険者パーティーであるソロモンバイブルズのメンバーの一人。スキルを利用した近接戦闘に長けており、その速度はソロモンバイブルズの中で最速を誇っていた。人格面に問題を抱えていたものの、原因である呪いが消えたことによって徐々に改善されていくと思われる。ただし、そのおかげで思い出した因縁をどうにかしない限りは、ルードに安息は訪れないのかもしれない。
――〈モアラ・アルザール・アビル〉
●保有ジョブ
〈
●天賦スキル
〈虫の報せ〉
〈冰帝〉
●備考
アビルの王位継承者にして、唯一の生き残り。一応ながら姉は生きているようだが、国内に居ない時点で彼女が王位を継ぐのは確実だろう。
とはいえ、王となるにはまだまだ未熟。思慮深くも猪突猛進な性分も相まって、今後も彼女には多くの艱難辛苦が待ち受けていることは想像に難くない。
――〈マリア・ハートロン〉
●保有ジョブ
〈
●天賦スキル
なし
●備考
何の変哲もない受付嬢の一人……とはいえ、アビル王都のギルドに務めていただけは在りそれなりに優秀な人物。同年代であったこともあってか、ソロモンバイブルズでのルードを気にかけていたようで、彼の立場には同情していた。
とはいえ、コーサーの一件にて、彼女はその評価を大きく改める必要があるだろう。
――〈プルソン〉
●保有ジョブ
なし
●天賦スキル
〈
●備考
宝宮プルソンの管理者にして悪魔の一人。傲慢にも見える態度を隠しもせず、常にへらへらと笑っている姿は裸の王様とでも言おう居様だ。しかし肉体を霧に変えるというその生存能力は悪魔の中でも群を抜いており、戦闘では己の不死性と霧を利用した絡め手を得意とする。
ルードたちに敗北して封印されてしまったが、ヴィネからはまだ仕事が残っていると言い渡されているようだ。
――〈アイリス〉
●保有ジョブ
なし
●天賦スキル
なし
●備考
鉄の国に所属する戦闘員。とある事情によってその人生の大半を暗い地下室の中で過ごしてきた彼女にとって、そこに戻ることこそが安寧を得る唯一の手段となっていた。コーサーの件でコルウェットに敗北したものの、一命をとりとめまたもどこかに監禁されているようだ。
――〈ゲルアーニ・メナントス〉
●保有ジョブ
〈
●天賦スキル
〈
〈
●備考
世界でも著名な冒険者パーティーであるソロモンバイブルズのメンバーの一人。パーティーが解散してからは世界漫遊の旅に出ているようだが、他にも何か目的があるようだ。かつてのパーティーメンバーであったルードに強い関心を持っている。
――〈エルモルト・ナーガン〉
●保有ジョブ
なし
●天賦スキル
なし
●備考
世界でも著名な冒険者パーティーであるソロモンバイブルズのリーダーを務めた男。人知れず行方不明となったことでパーティー解散のきっかけとなったが、その死体はいまだに見つかっていない。
ルードをパーティーに勧誘し、しかしその実力が無用だと判断して捨てた張本人でもある。
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