83話 会議

ミツキや佐々木さん綾音さんの3人が、机を囲んで会議を始めた。


その頃、佐藤は自分の部屋でゴロゴロしている。


「では、全てを裏で仕切っていた、フェニックスギルド社長をクロウ様がかっこよく罪を認めさせるための、作戦会議を開始します。」


どうやら、この会議のリーダーは綾音のようだ。


「この議題の為に、佐藤くんには席を外してもらったからね。」

「うんうん」


 ミツキは頷いている。


 ミツキと佐々木の事件を買収してもみ消した。そのことを踏まえて、痛い目を見てもらい、クロウ様の知名度を上げる糧となって欲しい。と考えている綾音は、二人にこんな提案を出した。


「クロウ様が、かっこよくフェニックスギルドの社長を社会的に倒す方法を思いつきました。クロウ様おひとりで潜入させるのです!!」

「え、でも、ミツキも佐藤さんの実力は知ってるけど...大丈夫なの?運が悪かったら、タケルにも出くわすかもだし...」

「僕も危険だと思うけど」


ミツキと佐々木さんは、どうやら否定的のようだ。いくら、実力があるとはいえ、危険を犯してまで、復讐をしてもらいたい訳では無い2人。


「甘いです。むしろ、タケルをフェニックスギルドの社長と相席になってもらい、2人まとめて、ボコボコにして社会的に潰して貰います」


綾音の目がガチである。


「2人をこんな目に合わせたんです。お父様の力もかり、更に証拠を集めます!!」


綾音は意気込んでいる。


「分かった。けど、どうやって佐藤さんを隠し撮りするの?ミツキ達は、そんな隠れるとか上手じゃないいけど...」

「安心して欲しい。こっそりと、隠しカメラを装着してもらい、フェニックスギルドの社長とタケルを華麗に倒してもらい、買収など違法な書類を見せつけます」

「それはいいんだけど、どうやって書類を見せつけるの?」


佐々木さんが綾音に尋ねる。


「それはですね!!クロウ様と少し違う黒いローブを着て登場して書類をかっこよく見せつけるのです!!クロウ様思考も忘れずにです」

「ふん...隠れて登場か...いいね」

「ミツキもいいと思う」

「では、証拠が集まり次第に、クロウ様に出動してもらいましょう!!」


「「おお!!」」


と、3人は解散した。


一方、クロウ様こと佐藤は、「暇だ〜スマホは皆が集まっている部屋に置いてきて、取りに行こうと思っても、取りに行けないし〜」


っと、下の部屋に降りたいが降りれず早く会議が終わらないかなっと、聞き耳を立て下の状況を確認しようとするが、全く聞こえないと、暇をしていた。


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