第61話 常識にとらわれるな。

エリが、泣いたり魔物が多く襲ってくるが俺が全部対処して70階層のダンジョンに到着した。

 ここに、俺がかなり苦戦した魔物スラッシュ・ダーク・ボーンが居るのだろうか?


「ここか?」

「ええ、そうよ。クロウ。ここが、私達でも逃げ出したほどのボス。2回トライしたけど、スラッシュ・ダーク・ボーンとやらの弱点を見つけることが出来なかった。クロウは、コアがあったと言うが、私達がくまなく探したが無かったぞ?本当にコアなんてものがあるの?もっと、骨をバラバラにしなくてはいけないとか、色々な方法があるんじゃないの?」


エリに色々と突っ込まれている。

 いや、俺にも分からない。

もしかしたら、エリが言っていることが正しいかもしれない。


だって、そのボスとは今初めて対面するんだから。まあ、分からないし、安心させるために適当なことでも言っておくか。


「ある。」

「エリ、クロウ様の言う事は正しい。エリもクロウ様の事を信じるの。」

「わ、分かったよ。」

「エリ、私達でも倒せないんだからここは、クロウの言うことを信じましょう。」

「私もそう思うの。」

「サリ...ユリまで...分かったわよ!!信じればいいんでしょもおおおおお!!」


エリに、賛同してくれる人が居ないく少し不機嫌そうだ。

 不機嫌そうな顔をして、仕方ないと言う感じの『はぁあ...』とため息をついている。


「どうした?」

「何でもないです!!じゃあ、早く行きましょう。」


と、エリが先導して70階層ボスの部屋を開け中に一歩踏み入れると、いきなり古びた剣を持ったガイコツが、待ち構えていたかのようにいきなり『ガシャ・ガシャ』と言う音を立て一瞬でエリに詰め寄り剣を横に振った。

 エリの胴体が横一線に斬られそうになっているが、エリは反応することが出来ているようだが、防御は間に合わない。


俺は、エリの服を掴み後ろに飛ばし、ガイコツの攻撃を防いであげた。


「あ...あ....え?」


混乱しているようだ。

 反応は出来たが、防ぐことが出来ず。死んだと思ってしまったエリは、混乱して、ビックリして声が出ていない。


「おい、気をつけろ。」

「あ、ありがとう。だけど、今まではこんないきなりな攻撃初めてで...と言うより、ボスがいきなり襲ってくるなんて、おかしいは!!なんで、そんなに反応が早いの!!」


と、言ってくるが...俺もしらね。

 とりあえず、エリが求めてそうな解答を答えることにした。


「常識にとらわれるな。」

「う、うるさい。」

「エリ、支援魔法掛ける。クロウ様は?」

「いらん」


リリは、エリに速度上昇と攻撃力上昇・サリには防御力超上昇・ユリには速度超上昇を掛けている。

 エリの支援魔法は、普通の上昇は一人2個付与出来て、超上昇は一人一個付与できるらしいが、負担も激しそうだ。


シンデレラーズのいつもの戦闘ができるかもしれないかもしれない。

 支援魔法がどんな効果があるのかは、気になるが断わった。

しかし、あのガイコツ一瞬で入り口まで詰め寄って来たのに、もうあんなに下がっている。


まち構えているのか?


そして、あいつはスラッシュ・ダーク・ボーンに間違いない。

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