スキル運で、運がいい俺を追放したギルドは倒産したけど、俺の庭にダンジョン出来て億稼いでます。～ラッキーを持つ俺はいつの間にか逆襲してました。～

第52話 いざ、行こう

俺は、翌日ホテルから出でると、フェニックスダンジョンに向かう事にした。

　何故かって？

ミケさんの誤解を解くために向かうからである。

何か、俺を倒す為にドラゴンの爪を使い剣を作って、闇落ちヒロインみたいになっている。俺は、そんな現状のミケさんを止める為に向かう事にした。

フェニックスギルドは、フェニックスギルドが運営する場所の一つであまり入りたいとは思わない。が...ここは、ミケさんの為だ。

俺は、向かった。

ちなみに、フェニックスギルドが出来たのは、ダンジョンの最終ボスがフェニックスだったからしい。

30階層と、ミケさんなら１日でボス部屋まで行くことが出来るかもしれない。

　　俺は、ダンジョンを管理している人に冒険者カードとお金を払い中に入った。

さっそく、誰も居ない一階層で『デプロイ』と言い、ローブと革手袋を装着した。

　革靴は、最近毎日履いている。

俺は、邪魔をしてくる魔物を倒して２時間ほどで、目的地のボス部屋に付いた。

　途中、魔物に苦戦している奴が居たので助けてあげた。

さて、俺はフェニックスを倒しミケさんが来るのを待つことにした。

　ボス部屋に居ると言っても、やっぱりかっこよくボスっぽい座り方で待つことにした。

立っているだけじゃあ、しらけるだろうし。

＊＊＊＊＊＊

私は、半信半疑だった。

　30階層位だが、高級なドロップアイテムを落としてくれるフェニックスダンジョン...本当に、クロウが出てくるのか...

だけど、出てきてくれると嬉しい。

　私の剣で、心臓をグッサ...

私のミツキちゃんを殺した恨み。

ミケは、フェニックスダンジョンの中に入って行った。

途中、ダンジョンで座っている人が居た。　

　ダンジョンで、それも魔物がいつ出現してもおかしくない場所で座っている。

もしかすると、怪我をしているかもしれない。

そのため、私は声を掛けた。

「あの、大丈夫ですか？」

「あ、はい。僕が、コボルトに苦戦して殺されそうなとき黒いローブを着た男の人が助けてくれたので、助かりました。」

「クロウ...」

やっぱり、来たのね。

　私は、運がいい。

アイツを冒険者ギルドに突き出して、一生出てこれない監獄に入れてあげる。

　そのさい、私が間違って殺してしまっても仕方がない。

「そう、だけど、そんなところで座っているとまた、魔物に襲われるわ。早くこのダンジョンから出なさい。」

「あ、はい。」

私は、新人ぽい探索者をダンジョンから出るように言った。

　私は、他の魔物を無視をしてボスの居る部屋に付いた。

ボスの部屋を開けると、目の前には足を組んで座っているブラッド・クロウが目の前にいた。

「やあ、来たか。我は、君を待っていた。」

「クロウ！！！！貴様あああ！！双剣士（ツインエッジ）！！」

私は今全力のスキルを使い、クロウにいきなり襲い掛かった。

　私の剣は、クロウの心臓を仕留めた....

「俺には、この剣は効かない。」

私は、剣を折られ折れた剣先を掴まれ投げ飛ばされた。

圧倒的力、私は、今まで自分の力を過信していた。

　かなり上位の力を持っている。

ソロでダンジョン攻略が出来る。

そんな、自分の自信が崩れ去り、初めてクロウに恐怖した。