第24話(超絶改稿)なん.....だと

海に着いた。

因みにこんな海で思い出すのは母親と父親と幼い頃に一緒にこの場所までやって来た事を思い出す。


親父と母親が一緒にこの場所に来てから青春を謳歌したらしいのだ。

まあそれを軽々と話す様な親父では無いけど。

シャイなのだ。


俺はそんな海の砂浜でパラソルを準備しながら砂にレジャーシートを敷き荷物を下ろしながら海パンと上着という形で2人を待っていた。

まあ何というか暑いもんだ。

しかしそれ以前に。


「.....うむ」


急展開だなこの場所に来るのは、と思えるのだが。

思いながら俺は苦笑しながら空を見上げる。

それから青い海を見た。


若い女性や若い男性客など.....と一部子供。

そんな感じで周りはかなり賑わっているが何か歳を重ねた人はあまり見受けられない感じがする。

つまり中年の人とか、だ。

今日は若い人達が異様に多い感じである。


「まあ」


そんな事をぼやきながら俺はぼーっと前を見ていると。

背中に物凄い冷たい感触が。

俺はゾッとしながら背後を見ると。

そこに.....水色のセパレートの水着を着た様な陽毬が居た。

ビキニ姿である。


「アハハ。冷たかったかな」

「.....お前さん。めっちゃ冷たかったぞ。何か恐怖を感じるぐらいに」

「ゴメンね」

「.....まあ良いけど.....あれ?流は?」

「流ちゃんは焼きそば買いに行ったよ」


俺は陽毬が接触させてきたスポドレを受け取りながら溜息を吐く。

それから苦笑しながらそれを飲んでいると。

陽毬は目をパチクリしていた。

何だ?、と思いながら陽毬を見る。


「そんなに鍛えられていたっけ?.....身体」

「.....ああ。.....これか。何だか最近、色々な変な事ばっかりだから鍛えた。正直言って.....これで鞠を殴り飛ばせれば良いけど」

「成程ね。.....ガチガチ。.....その。触ってみても良いかな」

「え?.....そんな触っても.....」


良いじゃん、と言いながら、ほれほれ、という感じで陽毬は俺のお腹に触れる。

うわー。バキバキ、と撫でる様に触る。

ヒャ、と思いながら俺は、待て待て。もう良いだろう、と言うが。

ダメー、と陽毬は俺のお腹をしっかり触る。


「.....これは女子が憧れますよ。.....アカンですばい」

「.....心配せんでもお前と流以外は特に何とも思わないしな」

「お。言いますな。.....じゃあ次は私に触れて良いよ」

「ああ.....って何?」


背中に全然手が届きません、とニヤニヤしながら陽毬はサンオイルを取り出す。

それからニタニタしてくる。

な.....んだと。

どこぞの漫画の様に思いながら俺は衝撃を受ける。

それから陽毬は俺にサンオイルを渡す。


「塗ってくだされ」

「.....陽毬.....冗談だろ。.....俺が塗るのか?」

「当たり前でしょ。誰が居るの他に」

「な、流に注文してくれ」

「そんなに待ってたら背中が焼けちゃう」


塗って、と笑顔になって陽毬はビキニを外す。

俺は心臓がドクンと跳ね上がる。

物凄い白い肌が.....浮き彫りになり。

そしてはみ出した様に、む、胸が.....。


「.....陽毬。.....俺は男だ」

「そんなの見れば分かるよ?」

「.....ぬ、塗った事がない」

「塗るだけだよ?」

「.....」


これは逃げれない。

思いながら俺はサンオイルをそのまま手に取りうつ伏せに寝転がっている陽毬に手を差し伸ばしてみる。

すると、ひゃ、と声を出してからゾクゾクと身体を揺らした感じを見せる陽毬。

この野郎。

わざとやっているのか。


「なーに?.....もしかして流ちゃんにこんなのもやった事ないの?」

「こういうのは完全に白だ」

「そっか。じゃあ今日で学習ですねぇ」

「.....」


う、ん、と変な声を上げる陽毬。

俺は、これはいかん。やましいというか。さっさと終わらせよう、と思いながら塗りたくる。

のだが.....陽毬は、気持ち、良い、とか言いながら声を発した。

これは全く話が進まない。


「陽毬。変な声を上げるな」

「そうは言ってもね。.....好きな人に触られているのが」

「お前な.....」

「ほらほらぁ。.....手が止まった」

「.....」


俺はゴクリと唾を飲み込んだ。

これはもう覚悟を決めるしかない。

思いながら俺はサンオイルを塗り続ける。

そして塗り終わってから声を掛ける。


「.....全て塗ったぞ」

「はい。お疲れ様でした♪」

「この野郎」

「いやいや。これぐらいやらないとダメでしょ。.....じゃないと男としてどうなの?」


いや男としてどうなのってwww

俺はそう思いながらサンオイルを返していると。

流がやって来た。

白のビキニの水着を着ている。

まだ水着を着けてないアラレもない陽毬の姿を見てから俺を見る流。


「.....瞬?何をしていたの」

「お前は何かを誤解している。.....エッチな事ではない」

「あーれー♪」

「お前は黙れ!?」

「.....瞬のえっち」


全てが誤解だ、と一から説明する。

すると、そうなんだ、と流は納得した。

それから何を思ったかいきなり水着を.....外す。

お、お前は!?、と思っていると。


「陽毬さんにやった事をやって」

「はぁ!?陽毬に塗ってもらえ!」

「.....瞬。.....やって」

「助けて陽毬えもん!」


だが陽毬は、飲み物を買って来るねぇ、と笑顔で去って行く。

何処に行くつもりだ!って言うか!

飲み物買ったろお前!

思いながら居ると流が、何?陽毬さんにはやって私にはやらないと?、とジト目になってくる。


「そりゃ陽毬さんよりバスト無いしハミ乳もしないけど」

「.....あのな」


そう言っているんじゃ無いけどな。

思いながら俺はまた覚悟を決めてからサンオイルを手にする。

もうこうなったら無心だ、無心で塗るしかない。


思いながら目を瞑って恥ずかしさを隠す様に塗っていると、何処触ってるの!?、と流が声を発した。

目を開けると流のおっぱい付近を.....触っている。

何というか目を瞑るべきでは無かった。


「.....瞬のえっち」

「.....すまんって」

「まあ.....恋人だから許すけど」

「いや。許すのかよ」


恋人だから許すのかよ。

思いながら俺は苦笑いを浮かべていると。

陽毬の声がした。

うふふ、という感じで、だ。


「青春ですな」

「.....お前は飲み物を買いに行ったんじゃないのかよ?」

「それは真っ赤な嘘ですね。後ろで見ていましたよぉ♪」

「.....」


どいつもこいつも。

俺をおちょくると罰が降るぞ。

考えながら俺は流にサンオイルを塗る。

すると陽毬が、そう言えば、と言ってくる。


「流ちゃんと私はどっちがおっぱい大きいかな」

「.....分からないけどな。.....困惑する事を言うな」

「胸大きいの大切ですよね」

「.....知らんがな。大切かどうか分からないんだが」


全くコイツら.....。

思いながら俺は顔を引き攣らせた。

それからそのままさんオイルを塗ってやってから。

そのまま海での遊びがスタートした。

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