打ち付ける音の波

03. 澄み渡る空気と澱んだ僕の心

貴方のことが羨ましい。

僕の欲しいものを手に入れた君が。

見ず知らずの貴方だからこそ、

僕はそう思ってしまう。

努力を忘れている若者達は

きっと気づかないんでしょう。

そんな僕も気づいたフリをしている。

僕のようになりたい？

もちろん。

心を描き形にする。

背中を預けられる仲間がいる。

なんて羨ましいんだろう。

見下さないでよ。僕のこと。

澄み渡る空と、渡ることのできない谷を。

僕には無理でも、敵わなくても、

僕は貴方を超えたいんだ。

好機な視線も、苦しい毎日も、

どんなものでも全て、

僕の力で振り解くんだ。

世界を作りたい。表現したい。

この思いは僕だけのもの。

少しずつ近づいていく。

実はほんとはやりたくない。

僕の欲しいものだけを手に入れたい。

僕の知らない努力だからこそ、

僕はそう思ってしまう。

努力を知っている老人達は

きっとわかるのんでしょう。

でも僕も気づかないフリをしている。

僕のようになりたい？

もちろん。

心で矛盾して葛藤する。

何かに夢中になれる貴方がいる。

なんて羨ましいんだろう。

見下さないでよ。僕のこと。

薄暗い空と、砂上の城郭を。

すぐに崩れてしまっても、馬鹿にされても、

その儚さと美しさを知りたいんだ。

晴天の夜も、咲き乱れる嵐も、

どんな日でも毎日、

僕の力で進み続けるんだ。

世界を作りたい。描きたい。

広く青いこのキャンパスに。

少しずつ近づいていく。

努力と成功はどんなもの？

道なき山道を歩いている。

目に映る景色を見てみたい。

真っ青なキャンパスと一緒に。

後戻りはできないから。

この選択に全てを賭けて。

僕にしか描けない僕の物語だから．

貴方に勝てますように。

見下さないでよ。僕のこと。

澄み渡る空と、渡ることのできない谷を。

僕には無理でも、敵わなくても、

僕は貴方を超えたいんだ。

好機な視線も、苦しい毎日も、

どんなものでも全て、

僕の力で振り解くんだ。

世界を作りたい。表現したい。

この思いは僕だけのもの。

空を見上げて嘆いている。

世界を作りたい。描きたい。

この思いは僕だけのもの。

一筆ずつ完成に近づいていく。

この青く澄んだ空に似合わない僕の作品が。