寝たくない
体調を崩した。
私はそんな時夜眠るのがどうしようもなく怖くなる。
暗い部屋の中で、浅い呼吸を繰り返しながらこのまま寝たらもう起きることはできないのではないか、という不安が私の瞼が落ちるのをさえぎる。
この誰もいない暗い部屋で誰にも知られないまま消えてしまうのが怖くて怖くて仕方なくなる。
そしてそういう時に限って心臓の音が耳に届かない。
それが私の不安を限りなく膨らませる。
そんな風に一人でずっと悩んでいると、窓の外がだんだんと明るくなってくる。
じっとして、何もしないでそれでも寝れないまま日が昇る。
外がだんだんと活気に満ちてくる。
そして後悔を抱き始めたころやっと安心して眠気が訪れる。
そんな自分がどうしようもなく嫌いになる。
不安が何処からともなく湧いてくる mackey_monkey @macky_monkey
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