不安が何処からともなく湧いてくる

寝ていたい

漠然とした。

何とも言いえない不安が私の中を、カサカサと不快な音を立てて這いずり回る。

私はそれがどうしようもなく怖くなってしまって、布団を強く握りながら「いやだ」とつぶやいてしまう。

明日が来るのが嫌だ＿。

それでも部屋の時計はカチカチと無機質な音を立てている。

屋根を、アスファルトを打つ雨の音が絶え間なく聞こえる。

私の胸は上下に波を打ち、心臓がドクンドクンと耳元で音を立てる。

「あぁ、いやだな」とまたつぶやいて、寝られないままに今日が来る。

そして怖い怖い今日と少し前の自分にさんざん恨み言を吐いて、フラフラと立ち上がる。

嫌だな。

本当＿。

そして最後には「宝くじ当たらないかな」なんて薄っぺらい言葉を吐く。