第8話 揺れる

いつものようにメールをしていたら、

(気分転換に食事に行こう。たまにはお母さんを休んでもいいんじゃないかな?)


ナミコは正直言って嬉しい気持ちと怖さを感じた。

会う事で何かが変わっていく予感がしたから。

ナミコの中のもうひとりのナミコが言った。

このままの毎日をただ続けて歳を取るつもり?

食事くらいいいじゃない?

引っ込みじあんもいい加減にしたら?


そうよね、、。

ただ、食事するだけ。

それだけだもの。


(お誘いありがとうございます。

是非、ご一緒させてください。

楽しみにしています。)


えい!とメールを送信してしまった。


ふたりは会う約束をした。

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