エピゴーネン

エピゴーネン

作者 汐見悠

https://kakuyomu.jp/works/16817330663423970717


 遠縁の親戚である初老の著名な作家先生に小説家を志してほしいと言われて屋敷に住んで小説を書いてきた僕は、高校の歳になって屋敷を出、初めてできた友人の好きな作品を読んで、自分が書いた小説だと気づき、本当のことを伝えようとするも友人に嫌われてしまう話。


 前半は、老いて才能の枯渇に行き詰まりながら著名な作家という地位を維持するため、若い才能の作品を自作として発表する大人の狡猾さを、後半は行き違いからこじれていく様に寂しさと悲しさに囚われる姿を読んで、自分の見方や歩法は常に一方向であり自身の視野の狭さを自覚し、傲慢にならぬよう最低限の優しさである謙虚さを持たなければならないと気付かされる。

 一文が短く、端的で読みやすい。小説家が出てくる話だからというわけではないだろうけれども、文章の表現にこだわりを感じる。


 主人公は少年。一人称、僕で書かれた文体。自分語りの実況中継で綴られている。人物描写は最小限に描かれ、見た目より、声や態度、しぐさなどから登場人物の年齢を感じさせる書き方をしている。

 後半は恋愛ものなので、出会い→深め合い→不安→トラブル→ライバル→別れ→結末の流れになっている。


 それぞれの人物の思い知りながらも結ばれない状況にもどかしさを感じることで共感するタイプと、メロドラマと女性神話の中心軌道に沿って書かれている。

 著名な作家先生である遠縁の親戚である初老の男性は、主人公が八歳のときにチラシの裏に架空のおとぎ話を書いているのをみて「君は小説家になりなさい」といい、母親にも「小説家になりなさい」といわせ、少年が十歳の誕生日に電話をかけ、強制はしないが本気で小説家を志してほしいと思っているので屋敷に住まないかと頼み、書いた小説は先生だけに見せ、他人の思想に影響されないよう一切の読書を禁じたのは、彼の書いた作品を手に入れて自分の作品として発表するため。

 好きなだけ書いていいと書斎を与えられた少年は高校の歳になり先生の元を離れることを決める。

 勉強の方はからっきしで文章が人より上手い以外できることがなかったため文芸科に進むことを先生に話す。近年、考え方の違いが生まれ、説得に数カ月及んだが、今まで屋敷で書いた物語を全て置いて行き外部に持ち出さないこと、高校に進んでも決して本を読まないことを条件に先生は折れ、主人公は家を出て高校の文芸科を受験し、特待生として合格する。

 先生から、自分の才能を、世界を腐らせてはいけないと言われ続けて小説を読んだことがない特待生の主人公に友達ができる。

 社交的な人柄の彼は、他学科のにまで人間関係を構築しており、一人で食事するときに彼の存在の大きさを思い知らされるほど、これまで抱いていた寂しさを埋めてくれていた。

 ある真夏の空気踊る教室で、原稿用紙を前に悩んでいると彼はすでに短い話を書き終えて、好きな作家のシリーズ最新刊を読んでいた。面白いと勧められ逡巡するも「『先生』だっけ? どうせ此処にはいないんだしバレないよ」と差し出される。小説を読むと、シーンに見覚えがある。書いた当時の感覚が残っていて、先の文章や最新刊の続きまで知っていることを思い出す。

 彼にこの作家が好きなのか尋ねるとそうだよと答え、「ずっと前から。急に作風が変わった時期もあったけど、今も昔も、その先生の全部が好きだ」

 そう言われて、真の作者は自分だと打ち明けようかと考えていると、彼は照れた顔で「お前の文章が好きなのも、きっと、文体がどこか先生に似てるからなんだ」と嬉しくない告白をされる。

 主人公は決意し、続きを知っていると答え、「その先生は嘘つきの悪い奴だよ。僕が――僕だけが本当のことを知ってる。教えてあげようか?」

 少し試す気持ちで彼の顔を覗き込むと「最低」右頬を叩かれる。「いくらお前の文章が奇麗だからって、先生が素晴らしいからって、馬鹿にしていい訳が……」と授業中なのに彼は荷物をまとめて教室を飛び出してしまった。

 屋敷を出る際言われたように、才能が自身を首を絞めた。空虚感を埋めるものは残っておらず、先生にとって誇れる弟子でなかったとさえ思い、しばらくその場から動けず、ただ窓の外を見つめ続けるだけだった。


 三幕八場の構成で書かれている。

 一幕一場のはじまりは、昔から本が好きで母からも気味悪がられていた八歳の夏、著名の作家で遠縁の親戚の初老の男性に「君は小説家になりなさい」といわれる。母にも勧められるが不快に覚える。

 二場の主事脳の目的は、十歳の誕生日に先生から電話がかかり、強制はしないが小説家を志してほしいといわれ、屋敷で一緒にすまないかと提案される。母の強い勧めもあって行くことになる。

 二幕三場の最初の課題では、屋敷の書斎を与えられ好きなだけ書く条件に、書いた文章を先生以外に見せることと一切の読書を禁じた。屋敷での生活は何事もなく進んでいく。

 四場の重い課題では、高校の歳となり、自ら取り寄せたパンフレットをみせて文芸科に進みたいと先生に話す。「君は才ある者だよ。だから、君のせいで誰かが手を止めるなんてことがあってはいけないんだ」「やめておいた方がいい。誰かが自分のせいで筆を折るとして、文学を愛する君がそれに耐えられると思うか?」と止められるも、説得に数カ月かけて許しを得、屋敷で書いた物語をすべて置いていき外部に持ち出さないこと、高校に進んでも本を読まないことを条件に屋敷を出る。

 五場の状況の再整備、転換点では、特待生として合格し、声をかけてきた男子は名のり、友達になろうと言われる。純粋な彼と友達となる。社交的で数多の人間関係を構築する彼と違い、少年は彼氏化友達がいなかった。一人の食事は虚しく、知らない世界に放り込まれたような孤独感に苛まれ、彼の存在が孤独を埋めてくれたことを知る。

 六場の最大の課題では、小説を読む彼に面白いのか尋ねる少年。先生に禁止されていたし、高校に来るまで自分の文章を誰かに見せたこともなかったのは、「僕は僕の才能を、世界を、腐らせちゃいけないんだ」と先生がくり返し聞かせてくれていた言葉を唱える癖になっていた。彼は少年の文章を誰よりも早く読みたいと訴え、それに答えて創作活動に励む。彼にいい姿をみせたい気持ちはとどまることを知らず、綴ったそれらは彼の脳内へと収められていく。

 三幕七場の最大の課題では、真夏の暑い教室で埋まらぬ原稿用紙に難儀していると、短編を書き上げた彼は好きな作家のシリーズ最新刊を読んでいた。ここには先生はいないのだからと勧められて読んでみると覚えのある文章に、屋敷で自分が書いてきた作品だと気づく。彼はずっと前から作家先生の話が好きで、文体がにているから少年の文章が好きだと話す。

 そんな彼に話の続きを知っていると打ち明け、「その先生は嘘つきの悪い奴だよ。僕が――僕だけが本当のことを知ってる。教えてあげようか?」口にすると「いくらお前の文章が奇麗だからって、先生が素晴らしいからって、馬鹿にしていい訳が……」頬を叩かれる。授業中なのに関わらず教室を飛び出した彼に嫌われる。

 八場のエピローグでは、屋敷を出るときに先生に言われたように自身の才能に首を絞められた。が、先生も同罪である。とはいえ、大切な読者である彼を失ったことで空虚を埋めるものは何もなく、しばらく動けずに見知らぬ空を見つめるだけだった。

 三幕が二幕と同程度の長さだけど、構成も展開も良くできている。


 タイトルの『エピゴーネン』は聞き慣れない言葉で、読者にはどんな話だろうと興味をもたせている。

 エピゴーネンとはドイツ語で、文学や芸術分野など優れた先人のスタイル等をそのまま流用、模倣し、オリジナル性に欠けた作品を制作する者のことをいう。 「模倣者」「亜流」「身代わり」など。

 意味合いとしては「パクリ」に一番近い。

 だから冒頭の書き出し、「君は小説家になりなさい」と声をかけてくる主人公の遠縁の親戚であるらしい初老の男性は、はじめから胡散臭かった。

 それはともかく、八歳の少年が「チラシの裏に架空のおとぎ話を拙く綴る」のはすばらしい。

 小学生前や小学生低学年のころの子供は、物を覚える能力は高く、スポンジが水を吸収するようだと比喩されることもある。だから貸家おとぎ話をおぼえたりもできてしまうし、ポケモンのキャラクターを全部言えたりする。目だけでなく耳から入る情報にも敏感だから。

 とはいえ、たいがい幼い子供は文章よりも絵を描きたがる。ひらがなやカタカナ、漢字などを覚えるのは大変だから。作文を書くにしても、文法を学ぶ必要があるから。

 主人公は本が好きだったことから、同年代の子よりも多くの漢字や文字を読み書きし、文法も学んでいたかもしれない。

 

「『もう、やめてくださいよ、先生』とやけに甘ったるい声でいた母のことは覚えていた」

「帰りの車で母は何度も、『小説家になりなさい』と同じ言葉を僕に浴びせた」

 また、十歳の誕生日に催促された後も、

「結局最後のひと押しは母の強い勧めにあった。母のそれは勧め、というよりはほとんど強要のようで、そのあまりの圧に僕は『行きます』と返事をせざるを得なかった」

 とあるように、母親は先生の言葉を受けて、主人公を屋敷に住まわせることにしている。

 冷静に考えるとおかしい。

 八歳のときは、我が子に才能があると褒められてうれしい気持ちはわかるけれども、だからといって同じ言葉を浴びせるほど「小説家になりなさい」というだろうか。

 十歳の誕生日に電話がかかってきて、強く他人の家に住むことを勧めるのも変である。

 先生は催眠術のような話術を使ったのでは、と考える。

「先生の話し方はどこか独特で、聞いているだけで心が落ち着くような不思議な声をしていたのだ。まるで水底にいるように心地よくて、いつまでも聞いていたくなる。そんな声だった」とあるし、仮にも著名な作家先生なので言葉の使い方は熟知しているだろう。

 初老という年齢からも、人と話すことにはそれなりに長けているかもしれない。

 二つ目に考えられるのは、先生と母親は男女の仲で、ひょっとすると主人公は二人の子供だったのかもしれない。

「僕は昔から本が大好きで、母に気味悪がられたことも少なくはなかった」とあり、先生の血を受け継いでいるのではと邪推したくなる。

「もう、やめてくださいよ、先生」と母親は先生にやけに甘ったるい声を出しているのは、褒められて嬉しいもあるけれども、先生に気があるからだろう。なにより、父親の姿が出てこない。

 子供の十歳の誕生日に、家を出る話を強く勧める母親がいるかしらん。母親は、子供の父親が先生だとわかっているから、屋敷に住み着くようにさせたのだろう。

 互いに夫や妻がいないのなら一緒に暮せばいい。屋敷に先生の奥さんが出てこないので、母親の方には単身赴任でもしている夫がいるのかもしれない。

 あるいは、母親はもっと若い男に乗り換えるために、邪魔になった子供を作家先生の元へ行かせたのかもしれない。これは特に根拠の欠ける邪推である。


「やけに甘ったるい声で」「重く閉ざしていた口を唐突に開いた。乾いた唇の皮が剥がれる音を引き連れて」「深く、しゃがれた声だった」など、視覚よりも聴覚を意識した描写が多いのが特徴。

 本好きではあるものの、屋敷にいってからは読むことを禁じられているため、耳から入る情報に意識がいくようになっている主人公を描いているからだろう。

 

 少なくとも、主人公は十歳、つまり小学四年生までは小学校に通って勉強してきたと思われる。でも、屋敷に住むようになってからはどうだろう。

 一切の読書を禁じている。

 つまり、学校の教科書も参考書、辞書や辞典、図鑑なども同様に禁止されたと考える。

 創作という生産性を生む仕事は、書斎を与えられ、机を前にして座り、キーボードや原稿用紙に向かって執筆することではない。

 小説を書いた人ならばわかるように、執筆とは包装と出荷の作業であり、生産はその前に終わっている。

 執筆する人間の生産作業は、読書、考察、比較、発見、事実調査によるさらなる考察である。

 料理人は調理しているときのみが生産ではなく、料理内容を考えているときから生産は始まっている。

 どういうときにいい考えが浮かぶか。

 中国の欧陽修は良い考えが生まれやすい状況、三上という言葉を残している。

 馬上、枕上、厠上である。

 馬上は、現代なら車中、自転車あるいは電車に乗りながら。

 一晩寝ているうちに自然と考えが落ち着くのは、枕上。

 トイレに入るとき新聞を持ち込む人がいる。トイレのなかに辞書や本をおいている人もいつ。周りから妨害されないため集中できるのが厠上である。

 ものを考えるには、是が非でもと考えていては良くないと、三上には考えがある。また、三多という言葉も残している。

 三多とは、多くの本を読む看多、多く分を作る人偏に故多、多く工夫し遂行する商量多のことであり、文章上たちの秘訣三カ条である。

 さらに三中も、思考の形成に役立つ。

 無我夢中、散歩中、入浴中である。

 いずれにしろ、書斎が与えられれば良い作品が生まれるわけではないのだ。

 先生は「他人の思想に影響されない者などいない。君の世界が汚されてしまっては取り返しがつかない」といっているが、詩人T・Sエリオットは、「すべての独創性とは先人たちの剽窃である」と言っているとおり、作品のいいところだけでなく個性的なところも、過去の作品の影響を受けているものである。

 なにも、影響を受けているのは文章だけではない。風が運ぶ虫たちの囁きや、夜空に輝く幾億の星のきらめき、波打ち際に押し寄せては返す浜辺からも、影響を受けては数々の物語が生まれてきた。

 体験あってこそ、創作できるのだ。

「屋敷での生活は何事もなく進んでいった」とあるように、創作する場所は与えられたけれども、主人公はその後、小学校や中学校に通っていないのだろう。

 五年もの歳月、屋敷の書斎に閉じこもっては、十歳までに体験したことを元に創作を続けたのかもしれない。

「植物と同じで、養分を与えられなかった才能は腐るだけだ」と先生は言っているが、読書をさせず、外界からの影響を遮断させるのは、養分を与えないのと同義ではないか。

 養分を与えられなければ才能は腐るのなら、このときからすでに、主人公の才能は腐っていったと考える。

 主人公もなにかしら感づいたから、先生の元を離れようと思ったに違いない。


「君は才ある者だよ。だから、君のせいで誰かが手を止めるなんてことがあってはいけないんだ」

 つまり、主人公が出ていくと作品が出せなくなって、著名な作家という地位が保てなくなるのだろう。

「やめておいた方がいい。誰かが自分のせいで筆を折るとして、文学を愛する君がそれに耐えられると思うか?」

 屋敷を出ていくことで、自分が絶筆するかもしれないことに恐れての言葉だろう。そもそも、主人公は他の小説や書籍を読んでいないので、誰かが筆を折ってもどうということもないだろう。


 今までこの屋敷で書いた物語があれば、しばらくは困らずに済むし、高校に進んでも主人公が本を読まなければ気づかれないと、先生は思っての条件である。

 作家としての自分の役に立たないのならば用済み、と屋敷を出る最後の日に見送りもしなかったのだろう。


 調べてみたけれども、文芸科のある高校は見当たらなかった。文芸部、もしくは文学部という部活はみつかった。

 文学を学べる学科があるのは大学だろう。

 

 小説を読んだときの驚く場面で、「しばらくして、僕はハッと目を見張った。人差し指で、件の一文をなぞる。当然、インクが手に付着することもせず、紙面に何も変化は起きない。最初に抱いたのは、どうして、という疑問だった。どうして。どうして、僕はこのシーンを知っている?」の書き方がすごく良い。

 何の変哲もない動作を丁寧に実況中継するよう体験を描写し、気づきである抱いた疑問を添え、それにどんな意味があるのかを見いだ出そうとしている。

 読者も思わず、見入ってしまう。


 友達になった彼は、先生の作品が好きで読んでいて、先生の文章に似ていたから主人公の文書に惹かれたとある。書いた本人なので当然だろう。

 彼は何も知らないので、怒るのは無理もない。。

 ひょっとしたら彼は、文章だけでなく、主人公のことも好きだったかもしれない。好きな人に好きなものを汚されたから、怒ってひっぱたいたのだろう。


 主人公には友達がいない。

 ずっと屋敷にいたし、創作することしかしてこなかった。

 少なくとも、五年は友達がいなかったはず。屋敷では、先生と食事をすることもあっただろう。でも。高校ではいつも一人。

 そおんあとき彼が友達になり、寂しさは埋められていたが、彼を傷つけてしまい、失ってしまった。

「僕は先生にとって誇れる弟子じゃなかったかもしれない、とさえ思った。だって今こうして、僕の大切な読者である彼を失ったのだから」

 利用されたと知ってもなお、先生に対して「誇れる弟子じゃなかったかも」と気にしている。

 それ以外の視点を持ってこなかったのだから仕方ない。

 でも、「僕の大切な読者である彼を失ったのだから」は事実。

 先生の名前で出版されていようと、書いた作者である主人公の作品をずっと読んでくれていた大切な読者を、いくら本当の事を打ち明けようとしたからといって、傷つけてはいけなかったのだ。

 色々な人と出会って人生経験を積んでおらず、精神的に幼い部分が残っているゆえの過ちだったと思う。


 読み終えて、子供が大人に利用、搾取された姿に慰みと憤り、歯がゆさと後ろめたさを感じる。

 子供だった頃があるので、大人や年上に、いいように利用された覚えもあるし、幼さゆえにどうしていかわからず泣き寝入りしたこともあれば、不本意ながら傷つけてしまった覚えもある。

 内容はちがっても主人公が体験したようなことは、気づいているいないはともかく、多かれ少なかれ誰しも経験してきていると思う。

 だからといって、自分も狡猾になればいいのかという極端な考え型をしていては、また騙されるし、チャンスも取り逃がすかもしれない。

 割り切ったり、諦めたり、時には諦めず、知恵をつけたり、騙されないよう自己防衛したり。大人になるためにはいろいろな考えや経験をしていかなくてはいけない。

 主人公は創作ばかりしてきたけれど、創作は理想であり妄想。屋敷を出る選択をしたということは、妄想の先にある現実世界へ、大人へなろうと一歩を踏み出したところなのだ。

 上手く行かないことはあるし、失敗もある。

 空虚感に襲われて動けず窓の外を見つめているのは、自分を助けに来てくれる白馬の王子様を待っている子供と同じ。

 彼を失ったと結論を出すのは早すぎる。他人よりも経験を積んできていないのだから、まだまだ学ぶことは多い。

 いますぐ、彼を追いかけることを切に願う。

 得意の文章で、自分がこれまでどう生きてきたのかを手紙に書いて、彼に読んでもらい、君が好きな作家は自分なんだと告げてみたらどうかしらん。


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