第4話 リヴァイアサン
スカルキラーは、火に弱いはずだったが、ナルお兄さんの魔法では、レベルが低かったんだ。
彼らは、アトラの町からまっすぐに、この丘に来て勇者を召喚したらしい。
それがボクだったらしいんだけど。
そんなことをボーッと考えていたら、スカルキラーがボクの方へまとめてやって来た。
パーティーの仲間は、全滅してしまっいる。弱……
ボクは、ゲームの中でいつも使っている召喚獣を喚ぶ言葉を呟いた。
上空の雲が大きく割れて現れる大きな竜、リヴァイアサンが現れた。
凄まじい水の力で、スカルキラーを流していってしまった。
ボクは、仲間のところへ行くと、癒し魔法の呪文を唱えてみた。
全員回復したよ。
みんなは、呆気にとられていた。
「なんで?召喚魔法なんか出来るんだ?」
「癒し魔法も完璧ですよ」
復活したみんなは、口々にそう言った。
みんなが弱すぎるんだよ……とは言えなかった。
みんなのレベルを聞いた方が早いや。
「みんなのレベルは、いくつなの?」
ボク問いに、みんな変な顔をしてたけど、ハサンおじさんが、
「オレはLv15だ。ナルがLv13でマーリエが、Lv12だ。」
ボクは、吹き出しそうになるのを堪えた。
なんて低さ!!
ゲームの序盤じゃないか。
スカルキラーがいたってことは、ここはテッカの丘だ。
パーティーが来るには、早いところだ。
早くここから立ち去って、次の町のヘイゲルに向かった方が良さそうた。
本当は、ここには魔法使いのお兄さんの取ってくるべき輝石のあるところなんだ。でも、今のお兄さんには、絶対無理だからね。
と、ボクは、3人に説明した。
それからボクは、ボクは勇者じゃないけど、この世界のことは知ってる。
ボクがLv99だってことも教えなおいたよ。
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