第2話 パーティーの仲間
ボクを迎えてくれた仲間は、三人いた。
ボクの自己紹介が終わると、一番の年長のおじさんから自己紹介してくれた。
「オレの名前は、ハサンだ。武器は斧だ。パーティーのリーダーをしている。
【輝石】は、何処にあるんだ?」
ハサンおじさんは、ボクの顔に顔をくっ付けて言った。
怖いよ~
ぼくは、チビりそうになって、隣にいた優しそうな顔のお兄さんの方を見て助けを求めた。
「ハサン。怖がってるじゃないですか。あなたは、顔が怖いのですから。そんなことをするから、アオ様が泣きそうになってます」
低い声のお兄さんだ。
強面顔のおじさんは、ボクから離れてくれた。
代わりに声の低いお兄さんが、ボクに目線を合わせるために、中腰になってくれた。
「ワタシは魔法使いのナルです。得意な魔法は、火を使ったものです」
ニコリと笑ってボクに言った。
そして、後ろを見て女の子にも自己紹介を促した。
「あたいは、召喚術士のマ-リエ。あんたを召喚したのはあたいだよ。
ここに来た以上、あたい達に協力してもらうよ」
「でも、ボクは何をすれば良いの?
ボクは、ゲームの中でしか戦ったことがないよ」
そうしたら、ナルお兄さんが言うんだ。
「あなたは、この世界の事を知っていると言いましたね。我々の知らない【輝石】のありかを知っていると言うことですね?」
ボクは、頷いた。
ボクは、ゲームクリアをしている。
親友の悠星にも内緒だけど……
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます