(総文字数2000字)

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あらすじ

　不器用にしか生きられない主人公カイトには幼馴染の友人ユージがいる。カイトとは対照的で明るくナンパもお手のものであるユージはカイトをいつも「思い出作りだ」と言っていろんな場所に連れ出す。夏の海でユージがナンパした二人組の女子の一人、千夏とカイトは仲良くなるが……。

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　こちらは、【想い出の始まり】というお題に応えて2000文字以内の物語を書くという自主企画に参加しようと書いたものです。

　これを書いていた時、主人公に感情移入しすぎてボロボロ泣いた事は秘密です。たぶん、女性がこれを読んでも涙腺が刺激される事はないと思いますが、男性にはまあまあ刺さるものになっているかも知れません。

　よく耳にするあれです、アレ。

　オトコの恋は名前を付けて保存

　オンナの恋は上書き保存

　ってヤツです。

　この格言は、もちろん、『人による』としか言えないものですが、そこそこ真理を突いてるように思えます。男にも過去の異性関係を一切振り返らない人はいるでしょうけど、男はまあまあ恋の記憶を引きずるものでございます。

　おそらく、ですが、女性が過去の恋を思い出す時、それはまあまあカラッとした思い出として『そんなこともあったわね』で済ませがちで、男性が過去の恋を思い出す時は、まあまあジメジメとした湿度を持って『もしも、あの時に戻れたならば』なんて事も思ったりするものです。もちろん、人によりますが。

　そんな訳で、この物語は女性向けではなくて、男性向けとなっているように思います。

　どうでしょうね。

　そうでもないのかな。

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　それでは聴いてください。

　Chica Boomで【夏がせつない】

(良かったら、YOUTUBE等で【Chica Boom「夏がせつない」】と検索してみてください)

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