ホロウ・マイト・ホロウ ☆☆
【ホロウ・マイト・ホロウ】https://kakuyomu.jp/works/16818023214087440017
(総文字数9679字程度)
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あらすじ
近未来、酒とタバコを楽しめる店には重税が課されるようになった。そこで、店が対応した策は、タバコの煙の中に3Dホログラムの広告を見せるシステムを取り入れる事だった。広告の収益で増税分を賄おうという作戦だ。
しかし、個人に見せる広告の最適化が進み過ぎた結果、奇妙なねじれがそこに生まれていく……
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この物語に登場する【煙の中に3Dホログラム広告を浮かび上がらせるシステム】は、けっこう誰にでも思いつけるアイディアだと思います。
それがユーザーに最適化された広告であるという認識が多くの人に共有される社会においては、プライバシーの侵害にもなり得るんですね。この辺りも誰もが思いつく事かも知れませんね。
この物語の主人公はバーカウンターに座って吐き出した煙の中に浮かび上がる風俗店の広告にうんざりしています。『オレの趣味嗜好が広告でバレ過ぎだろう』と。
さて、ここからどう物語を展開していくか。こういう事を考えるのは楽しいですね。
元々、この物語は柴田 恭太朗さんの自主企画【【三題噺 #54】「広告」「元素」「陰謀」】https://kakuyomu.jp/user_events/16818023213955957779
に寄せて書き上げたものですから、【元素】や【陰謀】も絡めていかなきゃならない。一万文字以内というレギュレーションで三つのお題に応えながら、物語として成立させなければならない。
そんな中で書き切ったのがこの【ホロウ・マイト・ホロウ】です。
hollow might hollow と綴るんですかね。私は英語が苦手なのでノリで付けたタイトルですが、『虚ろなものは結局虚ろなものでしかない』的な意味を持たせようとしました。おそらく間違っていると思います。
この物語の構造としては、以前に書いた【出会えない出会い系アプリ ~ なんでやねん ~】とか【GOKAKON!】のような、”私の脳内の発明の説明”の為の物語な気がします。
私自身は結構気に入っているのですが、これがまあ、読まれない。
そんな訳で、この【テキストDJ 手前味噌 on air】インデックスに載せるべし過去のモノが一杯あるのに、最新作のコイツを今日は紹介させていただく訳でございます。
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それでは聴いてください。
人間椅子で【虚無の声】
(良かったら、YOUTUBE等で【人間椅子 / 虚無の声】と検索してみてください)
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