ハンカチ ☆

【ハンカチ】https://kakuyomu.jp/works/16817139557367836325

(総文字数2000字)


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 あらすじ

 教授の話す論説にいちいち心の中で毒づいては退屈な講義を受けている主人公の男子大学生。友達も恋人もいないまま、退屈な時間をただ浪費している彼はどうしたら満たされるのだろうか

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 随分前に書いたものですが、読み返して思いました。

「この主人公嫌いやー」と。


 そして、なぜ嫌いだと思うのか自問します。その答えは「そうか、同属嫌悪か」で、「いや、ちょっと待て、同属嫌悪って、テメエで書いたものやろがい。同族嫌悪どころか、自分自身の悪い所を再確認しての自己嫌悪やろがい!」とセルフツッコミに発展します。


 おぉ……、これがデジタルタトゥー、これが黒歴史というものか。


 中々にキツイものがあります。過去作の掘り起こしはめっぽう危険なものでございますな。自身のダメなトコロを再発見させられる訳です。この物語を書いた直後にはそういう自覚が無かったものですから、そこそこのダメージがあります。


 それでも、この物語もカワイイ我が子の一人。未完のほったらかしの物語をこのインデックスに並べるのは今だ迷っているトコロですが、完結しているコイツは無視する訳にはいきません。また、コレを面白いと言ってくださった方もいらっしゃいますので、ここに掘り起こしておきます。


 さて、この作中の【プロダクトデザイン序論】という講義は私の嘘で出まかせです。どこかの大学にホントにあったりするのかな。あったとしたなら、その講義を受けた事のある人に、この私がついた嘘の具合を聞いてみたいです。まったくの想像でテキトーにでっち上げました。一目で嘘が見抜かれるのは恥ずかしいですけど、『まぁ、ありそうだね』と言ってもらえる事を期待したいですな。


 小説のその世界観の厚みとなる設定。私はその辺りをあまり調べずに勢いで書く事が多いです。この物語は世界観という程の練り込みが必要のない、現代のどこかの普通の風景なんですけど、それでも、私が大学に通っていた時代と今ではそれなりに違っているハズで、その違いをリサーチしてから書くべしなんでしょうね。でも、私にはそれが難しいです。


『そんなのを調べてたら勢いで書けなくなっちゃうじゃん』と私の中の書きたい欲が叫びます。


 そこがアマチュアのアマチュアたる由縁なのでしょうね。プロはその辺で手を抜かないものなのでしょう。

 そして、私の中の甘えが言います。『そりゃ、プロは取材にお金だってかけられるし、時間もたっぷりかけられる。プロはズルいよ』と。

 それに対する反論も私の中で生まれます。『プロは初めっからプロだった訳じゃない。アマチュア時代のプロになる為の創作活動で、プロと同様の事をしたからプロになれたんだ』と。


 いやー、まったくもってそのとおり。

 取材や下調べや練り込み大事ッスな。


 万が一プロ作家さんが私の書いたものを読んだなら、いい感じのアドバイスをくださいませ。


 オブラート五枚くらいに包んだアドバイスを。


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 それでは聴いてください。

 打首獄門同好会で【なぜ今日天気が悪い】

(良かったら、YOUTUBE等で【打首獄門同好会「なぜ今日天気が悪い」】と検索してみてください)

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