普通 ☆
【普通】https://kakuyomu.jp/works/16816927861463909571
(総文字数1100字程度)
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あらすじ
この世界には『普通』という言葉が溢れている。恵まれている事を自覚しないままに発せられる『普通』という言葉は、時に、恵まれざる者を刺す刃となる事さえあるのだが、『普通』という言葉は普通に使い続けられる。
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昔読んだ漫画に、こんなシーンがありました。車を運転している男と、助手席に座っている女。二人とも若い。そして、訳ありな関係。カーラジオから流れてくきたオザケンの歌を聞いた途端に、女は言う「止めて。吐き気がする」と。その歌詞とは
♪君と僕とは 恋におちなくちゃ♪
だとか
♪OH BABY LOVELY LOVELY こんなすてきなデイズ いつか誰かと完全な恋におちる♪
なんて感じの歌詞で。
なんて題名だったかな。漫画のタイトルは【青い車】だったかな。
このテキストDJ 手前味噌 on airというインデックスを作るにあたり、今回の表題の【普通】を読み返してみて、昔読んだ漫画の一シーンを思い出しました。
恵まれている事を自覚していない人間の【あたりまえ】や【普通】や【ステキな出来事】【有頂天】は、恵まれない人生を歩んでいる持たざるものにとっては呪わしい凶器のように映るのかも知れないな、なんて事を思った次第です。
もちろん、全人類がハッピーでありますように、なんて夢想はします。でも、恵まれている者と持たざる者の差ってデカいなと思うんですね。
ま、私は持たざる者でして。持たざる者だからこその視点や論理で私は物語を紡いでいるという面もございますから、一概に持たざるという事実が悪ではないよな、なんて強がったりもしている訳でございます。
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それでは聴いてください。
小沢健二で【ラブリー】
(良かったら、YOUTUBE等で【小沢健二 - ラブリー】と検索してみてください)
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