出会えない出会い系アプリ ~ なんでやねん ~ ☆☆☆

【出会えない出会い系アプリ ~ なんでやねん ~】https://kakuyomu.jp/works/16816927861463676606

(総文字数4600字程度)


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あらすじ

【出会えない出会い系アプリ】というキャッチフレーズに惹かれてダウンロードしたそれは、確かに出会えないアプリだったし、でも、出会えそうな気もするアプリだった。

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 この物語に登場させたスマートフォン用のアプリケーションは、当然ながら架空のものですし、あったとしても収益性はもの凄く低いだろうと思います。ですけど、こんなアプリがあったらいいのになぁと今でも夢想しています。この物語は随分前に書いたものなんですが。


 あぁ、随分前に書いたものでもそれなりに楽しめるというのは、自己評価のポイント高いですね。自画自賛が過ぎるとダサいしイタいと自分でも思うのですが、私はいつも普遍性を意識して物語を書いています。もちろん、時代が変わっていく事で小説内の描写が随分と過去のものである事を示唆するようになる事はあります。国鉄の一般車両の各席に当たり前に灰皿が付いている様なんてものが描写されていたら、それはかなり昔の時代に書かれたものだという事は伝わってきますよね。でも、それとは関係なく小説の本筋が今の時代の読者の心を打つ事はあるはずです。

 そういう意味で、私はこの物語や、また別の自作の物語を誇り、愛しています。手前味噌全開で真にお恥ずかしい限りですが。


 普遍性……、簡単なようで難しく、難しいようでそうでもない。そんな事を思います。なんと言いましょうか、数千万人の人生の最大公約数のようなナニカを提示、或いはその物語の底にそのナニカを這わすような感じと言いましょうか。

 あぁ、流行歌の歌詞を思うと分かりやすいですかね。流行歌の歌詞は多くの人に当てはまるような、普遍性があるが故に共感を呼び起こすように出来ています。例外として「トイレの神様」という歌の歌詞はその逆の方法論で書かれていると思いますが。


 小説に普遍性を持たせる為には、たぶん、人間そのものを書き切らないといけないのでしょうね。物語のギミック的なアイディアだけでは普遍性を得るには至らない……、的な。

 それを思うと今までに書いてきた私の物語のそれぞれは、普遍性に遠いかも知れません。そうですね、私はギミックやアイディアや話の構成の仕方で普遍性を誇っていたのかも知れません。


 彗星の様に現れる若き気鋭の作家さんというのは、たぶん、【人間】を書き切る事が得意な、シニカルで冷徹で愛のある目で世界と人々を観察している人なんだろうな。


 そうか、もう少し、【人間】を書き切る事に意識を向けた方がいいなぁ。


 おっと、途中から内省を垂れ流してしまいましたね。どうも済みません。

 では、今日はこんなところで。



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 それでは聴いてください。

 プリンセス プリンセスで【Diamonds <ダイアモンド>】

(良かったら、YOUTUBE等で【プリンセス プリンセス 『Diamonds <ダイアモンド>』】と検索してみてください)

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