8thbot(エイス)。
セブンスは案の定、集中治療室送りとなった。待合室で、たばこ禁と書かれているが、司令官はユリーカに吸っていい?と聞き、ユリーカは嫌ですけどどうぞと、では遠慮なくと、セブンスを心配していた。けむりを見ながら、セブンスは司令官になりたいんだと、と、笑みを見せながら言い、ユリーカは司令官になったら、喜んでサポートさせて頂きますと言った。俺も考えたんだよ!何をですか?セブンスの階級だよ!、ユリーカの性別はLGBTの観点から、いい所を突いているようだ。いやぁっ、話しを戻そう、とりあえずセブンスの昇級については、作戦が無事完遂した暁としよう。ユリーカは言った、階級を確認する際に見た、あれは、ガンダムらしいですねと二人で笑った。准尉と伍長も涙ながら、セブンスのためなら、命をもとと…。しかしセブンスの戦闘力は前線で必だ。特攻隊長ということですね。ふむと、顎を左手の指で触れながら、まだ毛根は再生していないようだと、確認していた。…とりあえず、作戦はLINE社に致命傷を与えたのは確かだが、まだどう動いてくるかは、私にもわからない。セブンスの回復を待とう。あぁ、そうだった、今回の作戦の犠牲者はと?ユリーカは言った。司令官の能力の展開と、戦闘予知で0人です!とテキパキと答えたが、嫉妬しますよと、付け加えた。さて…リンゴジュースでも飲もうと、新井一也司令官は、灰皿と換気systemその場で整え、喫煙室ロゴを貼りながら言った。
8thbot(エイス)は、こつこつ型だ。そして若干小学4年生にして、軍、上等兵の座に司令官は任命した。平均身長に満たない、眼鏡を掛けた、攻殻機動隊が大好きな少女は、幼さの残る中、軍の中でとても可愛がられていた。先の大戦で、サーバーを破ったはいいが、プログラムにバグを植え付けようとした時、肝心のプログラマーがいねぇと、司令官のうっかりで頭を悩ませた時、自分に任せて下さいと、自ら志願していたのだ。超越したIQを保持していた彼女の軍の中でのポジションは、もちろんプログラマーだった。エイスは志願した日から、毎日、そして寝ることも惜しずにパソコンと睨めっこだった。司令官はユリーカごしにエイスの学習の進捗具合を、聞きながら、テーブルの上に肘を置き、両手で組み、時たま鼻元を少し上に上げ、首をぐるりと回し、いっぱい成長してほしいと、心配し、また期待していた。日毎にパソコンの横で積みあがる参考書を、一度だけ司令官はココアを持って、部屋の窓から覗き込み、よく頑張ってんなぁと、感心しただけに終わってしまった。それからまた数日経ち、司令官はホットココアとチョコを持って、エイス上等兵、少し休みなと、手渡した、かず兄ありがとうと。司令官は簡潔に聞いた。準備は?と、返事はいつでもokと。では今日はおやすみぃと。次の日、司令官はユリーカに、ヒーローでまたゆるりと起こされ眠気が浅かったのか、それでは始めようと、…作戦会議室では、索敵担当の大佐と、今回の任務中、エイスの護衛を任されている、准尉、伍長の四名が揃っていた。司令官がユリーカにお任せと始まり、ユリーカは敵が無条件降伏するまで、LINE社の再生バグを継続するようにを、命令として話した。作戦決行の直前、司令官はエイスに報酬は、チョコまみれとたけのこの里だっ!っと言い、エイスは緊張しているのか、手を軽く上げ会釈するだけだった。ユリーカは大佐にエイス達がひとけの無い、安心して任務が可能なポイントを指示し、大佐の返答と共に、ワープさせた。司令官は、左手の指で、毛根が確認できるぐらいの顎を愉快そうに撫でながら、そう。魂を吹き込んだのだよ。
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