2章
10話
「それじゃ、なよならだ!」
そういうと誠は身の丈以上の窓を開け全力でジャンプをする
「『ジョブチェンジ【魔導王】』」
「我此処に命ず我が魔力を糧に其の身を風で包み込め風2級魔法『ウィンド』」
この魔法は落下速度を減速させてくれる魔法....
魔法のおかげでゆっくりと地面に近づいていく.....
トサ....
「はい、着陸と....」
ふ~~
やっぱり大丈夫ってわかってても怖いもんだな....
まだ胃が引っ張られてる感覚が残ってるよ
「ふ~....城から脱出できたけどこの国にいる限り遅かれ早かれ捕まってしまう、隣国へでも逃げるか....それとこの喋り方だと舐められるかも。人前では強気の口調で話すようにしないとな.....」
まずはどこかの出店で仮面とか売ってないかな....
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.....あった。それに服を隠せるローブも。あ、でも今あの部屋から拝借した金貨とかしかないんだ
もうそれでいいか....
「釣りはいらない....」
「こ、こんなにいいのかい旦那?」
「あぁ、その代わり内密に頼むよ?」
「へへへ....もちろんだぜ旦那」
よし!次は食料だ
量は多いほうがいい容量無限のインベントリーがあるわけだし
まずはパンだな、
♦♢♦♢♦♢
「おばちゃん、このパンもう少し安くならない?」
「ダメダメ!これ以上引いたらうちの商売あがったりだよ」
「それならこのチーズも一緒に買うから!」
「........まぁ、それならいいだろう」
しゃ!勝利
次は肉だな
♦♢♦♢♦♢
「お!この肉いいな!なんの肉なんだ?」
「兄ちゃんお眼が高い!これはオークの肉だぜ二キロで銀貨60枚だ!」
「う~ん、このソウセイジも一緒に買うから銀貨54枚にならないか?」
「56枚だ」
「おし!買った‼」
「まいどあり!」
よしこれで1週間は大丈夫だろう
あとは隣国行きの馬車にでも乗ればいい
♦♢♦♢♦♢
「すまない、この馬車は隣国のタウルスに行くか?」
「すまないね兄ちゃん、この馬車はその反対のピスケス行きなんだ」
なるほど.....
別にほかの国であればどこでもよかったしこれでいいか
「いくらだおっさん」
「え?いいのかい?タウルス行きを探さなくて」
「あぁ問題ない。ところで大体何日くらいで着く?」
「順調にいけば3週間だ」
「わかった。それでいくらだ?」
「金貨一枚だよ」
フム....金貨1枚か
「.....少し負けてくれたりしないか」
「すまないが値引きはできないこれでもギリギリまで安くしてるんだ」
「そうか分かったなら仕方ない」
正直ダメもとだったんだ
そう考えながら金貨をポケットから取り出しおっさんに渡し荷台に乗り込む
「あぁ、そうだお前名前なんて言うんだ?」
「僕か?僕は.....」
寸前で言葉が詰まる.....
流石に本名はまずいか。王国には名前が知られてるわけだし
「僕はアムールだ。三週間よろしくおっさん」
「よろしく頼むぜ兄ちゃん。それと俺の名前はダズだ」
「ああ!わかった!」
そうこうしているうちに時間が来たのかダズのおっさんは急いで準備をし始めた。僕も荷台に乗り込んだ
時間になり馬車が動き始めた
荷台には僕を含め4人ほどいた。多分家族だろう
何事もなければいいが......
そう考えている間に街を囲う大きな壁の門を潜り抜けていくのだった
🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀
ぜひコメントください!!( *´艸`)
価格設定がとても難しい💦
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