11話

♠♤♠♤一日目♠♤♠♤

こんにちは

聖導誠せいどうまことです。今はアムールという偽名を使いピスケスという国へ馬車に揺られ向かっています。


本当なら今頃学校に行って友達とわいわいしているはずなのですが変な国に召喚されて一緒に召喚されたクラスメイトは勇者になっちゃうし国王は命を何とも思っていないゴミだしそれにキレちゃって国王殺しちゃうし.....


そして、今は国から逃げるために違う国へ向かう馬車に向かっている途中です。

何度か近くの町や村を訪れながら向かうから三週間はかかるらしい。

まぁ、初めての旅だしその原因を除けば楽しいものになりそうだ



♠♤♠♤二日目♠♤♠♤

初めての旅....

それでわかったことがある。それは睡眠だ

僕たちが出発したのは王都と言ってアリエス王国の中で最も人の出入りが盛んな場所だ。そこから一番近い街でも3日かかるなので見張りは僕と家族連れの男とダズのおっさんがする一日目は家族連れの男に任せて寝たんだけど.....

朝起きてびっくりした!

腰がマジで痛いんだよ。荷台が狭いから座って寝ないとダメなんだけど腰が死ぬ...

正直老人の腰痛舐めてたきがする.....



♠♤♠♤三日目♠♤♠♤

子供二人の視線が痛い....

子供は遊ぶのが仕事と日本ではよく誰かが言っていた...

この世界の子供たちもそうなのだろう。だってうずうずしてるしそれにその好奇心が入り混じったような眼!

なんて居心地が悪いんだ.....


♠♤♠♤4日目♠♤♠♤

とうとう町に着いたここで少し休憩するそうだ

家族は一家そろって次の町までの食料などを買いに行った。僕はインベントリーのおかげでまだ食料は余っているので馬車に残ることにした


♠♤♠♤1週間♠♤♠♤

子供の一人が長旅につかれたのか高熱を出した。そんな状態が二日も続いた

次の町までまだ2日あるらしい....

流石にこのままじゃまずいだろ


「すいません。僕に見せてもらえませんか?」


不安と困惑が入り混じった視線

そりゃそうだ、こんな誰とも知れないやつを誰が信用できるというんだ...

なので実践することにした。


インベントリーから王都で買ったナイフを取り出す

それを見たその子の父母が子供をかばう


「そんなに警戒するなよっ......いっつ」


手をそのナイフで切る


「な、なにをしてるんだ君は!?」


流石にこの突然の自傷に驚いたのか父親のほうが声を上げる


「まぁ、見てろって『ジョブチェンジ【拳聖】』こい!『聖成拳セイナルグローブ』」


「な、なんだ.....」


「我此処に命ず我が魔力を糧に其の者を癒せ聖9級魔法『ヒール』」


自傷した手の傷が瞬く間に消えた


「き、君もしかして聖魔法を使えるのか?そうなんだろ!?」


その目は藁にもすがるような眼だ....

そこまで必死になれるのか..親は偉大だな


「使える、多分お子さんの発熱も治すことができると思うぞ」


「はぁ!....」


それは安堵のため息だった。母親のほうも安どの表情を見せていた


「安心するのはあなたのお子さんが元気になってからにしろ。それに本来お子さんを守るのはあなたの役目だ!気をつけろ」


そうだ、僕はかなりイレギュラーな存在なんだ...


「あぁ..その通りだ、すまない。」


「じゃあ始める。我此処に命ず我が魔力を糧に其のものの状態を回復させよ聖4級魔法『キュア』」


明るい緑の光が子供を包み込み熱は瞬く間に下がった


「よしこれで完治だあとは栄養のあるものをたべさせてやれ」


「あ、あぁ...ありがとう!ほんっとうにありがとう‼」


「おう!気にするな」


やっぱり人助けは気分がいいな!



🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀

ぜひコメントください!!(-ω-)/

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