秋の田舎編第2話

「暇だ。」

俺はやる事が何も無くて、暇していた。

この田舎はインターネットは繋がっていて、

ゲームしたり、動画見たり出来るが、

俺は流石に飽きてきた。

まだ10時。

「何しよう。」

その時丁度、「ピンポーン」とチャイムがなったので、行くことにした。

「ミィ君。遊ぼ。」

「良いけど遊ぶ暇あるのか?」

「うん。私も丁度、秋休みだし。」

フウは下を向きながら言っていた。

「分かった。フウ、この田舎の良い所を教えてくれ。」

「分かった。任せてよ。」

俺達は歩きながら、話していた。

「まず、ここはインターネットが繋がっています。」

「えっ?おばぁちゃん家だけじゃなくて?」

「うん。だいたいだけどね。」

「へー。」

「次、コンビニがあります!」

「ほぉー。」

「だいたい何でも揃ってる。」

「すげぇな。」

「そうなの?」

「ああ。」

「そうなんだー。」


「次は景色がいい事!」

「すげー!」

「でしょー。」

「もう、こんな時間か。」

「そうだね。」

「じゃあな。」

「うん。またね。」



翌日。

「コンビニ行くか。」



「いらしゃいませー!」

コンビニにはジュース、お菓子はもちろん。

ご飯やアイス、医療品、電機品などが売られていた。

(すげぇ…。)

「とりあえず何か買うか。」

俺はアイスコーナーに行った。

何があるか、見た。すると…。

「な、なんだと…!?」

何と、チョコアイスがあった。

それも、沢山。

何が凄い?大抵、コンビニのアイスは

バニラ味しか無い。

チョコがある確率は少ない。


「ありがとうこざいましたー!」

買い終わり、出て、家についた。

アイスはいい具合に溶けてる。


「美味しい。」


誰か、飲むアイス食べる時の効果音教えてくれ。書けない。



翌日。

「遊ぼー。」

「何処行く?」

「良いよって言って無いのにそれ聞く?」

「暇なんだ。」

「まぁ、良いか。今日は何かやるか考えてない。」

「じゃあゲームしようぜ。」

「そうしよう。」


「負け、た?俺、が初心、者に?」

「ミィ君。プレイヤースキルだと思う。」

「酷い!そんな事言うなよ!」

「もう1回、やる?」

「もういいです。」


翌日。

「何処行こうか。」

「どうしよう?」

俺達は遊んでいた。

正確にはどう遊ぼうか迷っていた。

「あれ?ゴミじゃん。」

「…。 」

「おい、フウ。こいつ知ってんのか?」

「知ってるよね!あんなことしたんだから!」

「どういう意味だ?」

「分からないの?聞いてないのね。この女の事だから言わないでしょ。」

「おい。虐めは良くないぞ。」

「何?正義ぶって。分かって言ってんの?」

「どういう事だ。」

「教えて上げる!この女はね!」

「ここじゃ、不味い。皆が見てる。

「ちっ!行くよ。」

「…。」

「アンタみたいな奴がもうちょっと早く来れば良かったのに。」

「フウ。大丈夫か?」

「…。聞かないの?」

「聞きたいが、そういう気分じゃないだろ。ゆっくりでいいから。」

「ありがとう。でも、話すよ。」

「あぁ。」

「私の学校に秋休みなんて無い。虐められてるから不登校になってるだけ。」

「…そうか。」

「私は虐められてるんじゃない。虐めて、やり返されてるだけ。」

「!?」

「私は、虐めの集団にこき使われてた。皆に虐められるのが怖くてやっただけ。」

「…。」

「助けて。なんて言えない。これは、罰だから。」

「本当に、そうか?」

「えっ?」

「俺には、虐めの集団にいた時もお前は虐められてたと思う。」

「…?」

「つまりは虐められて、虐めをやった。」

「分かんないよ…。」

「悪くない。フウは悪くないよ。」

「!?」

「大丈夫。俺がこの田舎の虐めとやらをぶち壊してやる。」

後、1週間5日の間にやらなくてはいけない。

俺は2週間しかいられないんだ。

だから。こいつが、皆が幸せにいられる。

そうして、笑顔で帰ろう。

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