第9話 新しい能力
ここはどこだ?
俺は真っ白な空間の中にいた。
俺は死んだのか?
・・・・お前は生きている。
脳に直接
またあの声だ。
「お前は誰なんだ?」
・・・・そんなことはどうでもいい。私はお前に能力を授けるためにここへ来た。
目の前に半透明な妖精の女性が出てきた。
「あっそう、ほんで?」
・・・・少しは興味を持て、自分のことなんだからな。それより、今お前の街を見てみろ。ほら。
俺は空に浮いたかと思うと、背に翼が生えていた。
ああ、思い出した、そういやそんなのあったな。すっかり忘れてた。
ってか、それどころじゃないんだよな?
・・・・ああ、お前の街を見てみろ、壊滅状態だ。
俺の造った街は、紅い炎の渦を巻き、悲惨な状態になっていた。
「あ、あいつらはどうなったんだ?俺の召喚したやつらは。」
・・・・残念ながら全滅だ。
ぜ、全滅!?どういうことだってばよ
・・・・その通りだ。お前を切断したやつらが攻めていって、全滅させた。
「う、嘘だろ・・・・どうにかみんな元に戻すことはできないのか?」
・・・・だから、私がお前に能力を授けると言ったじゃろう。人の話を聞け。
「う…すみません。それと関係ないんですけど、あなたのことをなんとお呼びすればよろしいでしょうか。」
・・・・急にかしこまってどうしたんじゃ?それより、私の呼び方をどうするかか、まあ、
「ガイアって、ギリシャ神話のやつだよな?なんかすごそう。そんで、その能力ってのはなんだ?」
・・・・お前に授ける
「この
・・・・この
「はい?ぶっ壊れすぎてませんかね、それ。70%で死ぬにしても強すぎるでしょ、それ。」
・・・・まあ、そうだが。それもまたいいだろう。使う時を見極めて使え。じゃあな。
「あ、ちょっ、ガイアさん!?待ってください!色々聞きたいことがあるんですけど!」
行っちゃった・・・ま、なんとかなるか。なるようになれ。
「がはっ」
俺は高いところから落ちて目が覚めた。
「いってえー、もうちょっといい目覚めにしてくれたらいいのに、まあ、愚痴っても仕方ねぇか。さあて、あいつらを軽くボコすとしますか。」
俺は空を飛んで町を見下ろしていた。
町では
戦いというより、一方的にボコられていた。
「待たせたな、お前ら。あとは任せろ。」
♢♦︎♢♦︎♢
「く、こいつら、ガードも貫通してくるの?もうこれ以上耐えれないかも。」
「終わりだな、お前ら。最後に俺の究極の技を見せてやるよ。光栄に思え。」
『
「おっと、それはだめだ。」
「ちょ、あんた生きてたの?」
「ああ、待たせたな、お前ら。あとは任せろ。」
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