第6話 都市建設
俺は前回の話で作業に取り掛かっていた。
なんの作業に取り掛かっていたのかって?
木や石を
でも、
木材や石材を
他のものも作らないといけないから、実際にはもっと使えないのだ。
それはいいとして、重さにしておよそ800kgの木材と石材を
加工道具はすでに
それからまる二日、飲まず食わずで作業し続けた。
その結果、できたのが見事な和と洋の家だ。
かっこよさもあるこの家は、まさに俺の理想だ。
この家の一番の特徴は、灰狼の能力と同じことができるのだ。
つまり、家の姿を消したり、出現させたりできるのだ。
中の家具はまだ完成していないが、ここまでできたのだ。
現実世界ではありえない速度で建築することができるから、二日で作ることができた。
さて、他の家も作っていくか。
そうして俺は作業に取り掛かった。
♢♦︎♢♦︎♢
それからいくらか月日がたち、一つの都市ができた。
日本のものより質が上のようなものができたのだ。
でも、なにか物足りない。
そう住人だ。
こんな立派なものがあっても住人がいなかったら意味無いじゃないか。
ということで、たくさん住人を異世界から(地球)呼び出していた。
といっても、狼や猫などの動物ばっかりで、なかなか人間が出てこない。
そして、呼び出された動物たちは、みんなが俺に核のようなものを渡してきた。
「これはなんだ?」
「これは、召喚核と言って、肉体を作ることのできる核なんだ。通常の核は肉体の作成の主導権を握っていて、体を作ることができる。でも、この召喚核を使うと、その主導権がこの召喚核に移って、通常の核の肉体は崩れるけど、この核に肉体が移ってくる。つまり、召喚することができるってことだよ。でも召喚魔法とはまた違うけどね。」
へぇ、これをたくさん持ってたらたくさん召喚できるから、困った時いつでも呼べるってことだよな。結構便利じゃん。
「ちなみに、この召喚核って作れるのか?」
「作れるには作れるよ。転生エネルギーと召喚したい者のエネルギーを圧縮して凝縮しないといけない。そして、
しばらくたって、気づいたことがある。この動物たち、
たくさん住人を召喚していると、半透明で少し小さなものがやってきた。
「アタシは妖精の
いや、その
「
「まず、お前には転生エネルギーってのがあるだろ?それは空間を動かす力があるんだ。そもそも、転生エネルギーってのはものを転生させるときに使うだろ?それは元の世界の空間とこっちの世界の空間に歪みを起こしているんだ。そのときに空間を動かすことができるのが転生エネルギー。つまり、この転生エネルギーを使えば空間を動かして吸引することができるんだ。エネルギーを吸引したら、召喚核を作ることができるんだ。やってみな。」
そうだな、できるんならやってみよう。
転生エネルギーを使って空間を動かす、か。案外難しい。
「転生エネルギーの一つ一つに意識を集中させて。意識を転生エネルギーに飛ばすくらいの
一つ一つに集中・・・・・・
っできた!!
「あとはそれを引き寄せる感じにすればいいよ」
こうか!!。
「
こうして、一時の平和は保たれた。
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