　「どうしよっかー」

　「どうしましょうか～」

　「なにが？」

　そんなどうしようかコールが宿に広がった。そうテーブルを囲んで何するか悩んでいた三人組だが耳よりの情報をシュリが教えてくれた。

　「お二人さん。もしよければ三色の塔（さんしきのとう）にいってみてはどうですか？」

　「三色の塔？」

　「そうです。ここに来る途中ドでかい塔があったじゃないですか。それは三つの色に分かれて言われているんです」

　シュリは次々と三色の塔（さんしきのとう）に関係することを教えてくれた。簡単に要約するとこうだ。

　三色の塔はこの夢夜（ゆめよ）の国を治めている三大勢力の事らしい。赤白青と分かれていて。そのどれもがかなりの強者らしい。

　赤の支配者【紅妖精族（インファーサー）のヒメカ】

　白の支配者【狐族（キュウビ）のユイ】

　青の支配者【猫族（ガロウ）のリッカ】

　どうやらこの三人がこの夢夜の国サリエス教国を治めているらしい。この国の絶対的ルールは二つある。

　・力が全て

　・性欲が全て

　このルール下の元でこの国で皆働き暮らしているのだ。この二つのルールにもうちょっと細かなルールがあるらしいがそれは三色の塔が納めている区画で違うらしい。

　「いろいろ厳しいんだね」

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