早速、読ませていただきました。
紫陽花の女性はかくも理不尽な世の去り方をして未練があったのでしょう。
そんなとき彼の不憫な姿を見て、自分の境遇に重ね合わせて放っておけなくなったのかもしれません。
紫陽花の美しい花色と暗く切ない雨の情景が重なり、しっとりと潤いに満ちた景色が目に浮かび上がりました。
作者からの返信
早速読んで下さって、応援コメントまで頂き、ありがとうございます。
「理不尽な不幸」という点で、彼らは悲しみを共有していたのかなと思いますね。
このお話、丁度、紫陽花の塗り絵をしながら思いついたのです。
空は地上で堪えられている涙を全部吸い取って、雨にして地上に戻す。
空の涙を受け、紫陽花は、より美しく咲く。そんな花のような気がして。
那智さんが、そんな風に、美しい風景を思い描いてくださって、嬉しいです。
ありがとうございました。
緋雪さん、こんばんは😊
殺人事件が絡んで、怖いお話でありながら、紫陽花をくれた優しいおばさんと僕の不思議な中にも心温まる素敵なお話でもありました。
優しいおばさんは亡くなっていたのかもしれませんが、いじめにあってる僕を見て、きっと助けてあげたくなったんでしょうね。
僕もいじめに負けないで強く生きてほしいなって思いました。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
雨の日=紫陽花=哀しくて優しい気持ち、
というイメージが頭に浮かんで、一気に書いた作品です。
現実に辛さを堪えていた「僕」と土の中で悲しさを堪えていた優しいおばさん。
どこか通じるものがあったのかもしれませんね。
雨が、いつも、悲しい人の涙になって、降ってきている気がして、そんな様子を書きました。
そうですね。「僕」には幸せになってほしいな。
とても読みやすく、丁寧な作風が好きです。
紫陽花が結ぶ、切なくもあたたかいお話でした!
作者からの返信
浅里紘太(Kou)様、コメントありがとうございます。
作風、お褒め頂き、嬉しいです。
紫陽花は哀しい雨にも似合って、心を癒やしてくれる花だと思います。
心も空も晴れると良いですね。