第12話 20のプレゼント

20のプレゼント


「勇者セットにする」


勇者セット、内容はジャケットとパンツそしてブーツ、さらにグローブとインナーも上下。

そして勇者あるあるの冠。

確かにどこかのゲームの主人公は頭の上に冠を乗っけていたのだが、あれは何を模した物なのだろう。

孫悟空とか?確かあの冠は経を唱えると頭を締め付けるので有名だが。

なんとなく想像していると頭痛がしてきた。


「このセットは全部着けないと効果ないのか?」

「いいえ全部つけることで+加点が付くと言う形です」

「なるほど、そうなるとわざわざ外すのは論外と言う事になるな」

「全部で7点の場合は一つ増えるごとに1.2倍の能力アップ効果が付きます」


ジャケットだけならDF10とSPD10になり、そこにパンツを装着すると、パンツのDF12とHP12にそれぞれパラメーターが増える。

勿論ジャケットもDF12とSPD12、合計DFは24に上がるわけだ。


勇者のジャケット・DF10 SPD10(自動修復)

勇者のパンツ・DF10 HP10(自動修復)

勇者のインナーパンツ・DF10 HP10(自動修復)

勇者のインナーシャツ・DF10 SPD10(自動修復)

勇者のグローブ・AT10 IT10(自動修復)

勇者のブーツ・SPD10 DF10(自動修復)

勇者の冠・IT10 AGI10 MP10(自動修復)

※初期設定・勇者セットは縫製屋又は修復屋など洋服を扱うショップに置いてバージョンアップが可能です。


「これだとATは37か…」

「基礎AT5+戦士の指輪+10勇者グローブの10+6×2が加算されて37となります」


エクスカリバーのAT100・DF100以上と言う条件ではDFは条件をクリアしているが、ATの数値が低く装着できないと言う事になる。


「これは?」

「能力数値倍加の指輪です」

「これ付けたら…」

「装着条件がインベントリー数50以上となります」


インベントリーは現在10個、要するにクエストこなしてレベルを上げてインベントリーを増やさなければ装着できない。

現状でこれを選択するとインベントリーの残りが9になってしまう。

一応装着していればインベントリーは空いている形になる、現在9個の魔法具を装着している状態。


「これは?」

「魔法の武器です」


タップして装着条件を見てみると、条件なしと出て来る もちろん鍛冶屋や武器屋に置いてバージョンアップ可能な武器。

だがAT値もDF値もそして重さもはてなマークが出ている。

そして…


「何々、※この武器は職業や身に着ける人物の嗜好性により姿を変えます」

「と言う事です」


武器は最上級以外にも数百とあり選ぶのは難しそうだ、これでは目移りしてしまう。

ランクは一応上から見ているのだが最上級はSクラスで次はAクラス…一番下がFクラスで木剣や石斧がこのクラス。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る