なぜかノスタルジーを感じてしまう良作です。
8mm。
言葉だけでは知っていますが、情景が浮かぶのは作者様の筆力の高さからくるものかと思います!
前作も読んでいるのですが、映像系と心情を絡めるのがとても見事で、たんなる舞台装置、ではなく、感情を心地よく揺らしてくれるアクセントとして機能するので、タイトルに偽りなしと自信を持ってお勧めできます!
章などの区切り名などを「フィルムチェンジ」として記載し区切っていく等。
物語に没頭している読み手側へのうれしい配慮からは作者様の丁寧な気遣いが見え、そして物語の描写からはキャラの息遣いが聞こえてきます。
私は最後まで読んだ上でのレビューなので、バレがないようにふわふわとした感想になってしまっていますが、物語に没頭したい。という方にぜひとも読んで頂きたい素敵な作品でした!