あなたを愛したい

Unknown

あなたを愛したい

 空がこんなにも青いと、急に何もかもを捨ててしまいたくなる。アパートのベランダから不意に落下したくなる。そんな俺は希死念慮を消すためにヤケクソになって、アルコール度数37パーセントのウイスキーをストレートで飲みまくった。胃が荒れて下痢が止まらない。気持ち悪すぎる。


 俺は年下の女子大生に告白した。大好きだと伝えた。好きな人には好きだと伝えた方がいい。いつ死ぬか分からないから。ちゅーしたい。抱きしめたい。一つになりたい。心を重ねたい。

 酒の勢いで告白してしまった。その子とは、一年半以上の関わりがある。

 彼女はとても死にたがりだ。手首を頻繁に切る。大学を頻繁に休む。俺が彼女の死にたさを取り除いてあげたい。俺に何ができるだろう? 彼女は俺の死にたさを取り除いてあげたいと言ってくれた。だから俺もそうしたい。幸せにしてあげたい。生きたくさせてあげたい。俺の力で何とかしたい。

 俺は彼女が手首を切ることを咎めたり責めたりしない。自分の体を切りたくなる気持ちはよく分かるから。ちなみに俺の腕も古傷でボロボロだ。

 彼女の手首を手当てしてあげたい。

 ちゅーしたい。

 腹がクソ痛い。俺はいつからこんなに馬鹿になってしまったのか。酒に溺れて、いつか俺はまた孤独になる。単発バイトの帰りに軽いノリで死亡したくなる。

 あなたを愛してる。俺は他人を愛する為に生まれた。他人に愛される為に生まれた。他にやりたいことなんてもう何も無い。

 俺の日々はゴミみたいだ。

 ゴミみたいな俺の日々をあなたに捧げたい。

 ちゅーしたい。

 それしか生きる理由がない。

 今日の群馬は36℃まで上がるらしい。頭おかしいだろ。なんだよこの暑さ。日本で1番暑い県に俺は住んでいる。もうヤケクソだ。全裸になって燃え上がれ。アパートの中にいる時の俺は基本的に全裸だ。

 裸のあなたを裸で愛したい。他にやりたいことなんて何も無い。

 もう世の中に対して言いたい事も無い。疑問も無い。みんな静かに狂っている。みんなまともなふりをしている。

 クソみたいな世の中だ。

 プーチンと聞くだけで俺は不快になる。ロシア軍はキーウを集中攻撃し始めた。戦争映画とか戦争ゲームは好きだが、リアルの戦争は嫌い。

 ゲームのヤクザは好きだがリアルのヤクザは死ねばいいと思っている。

 人間いつ死ぬか分からない。だから生きてるうちに愛したい。

 あなたは1人じゃない。1人ぼっちにはさせない。俺がついている。

 毎日毎日、誰かしらが死んでいく。俺は体調がクソ悪い。異常な量の酒を飲んでると食欲がガチで失せる。ガチのアル中は痩せ型が多い。俺の友達もガリガリだったし、俺も最近どんどん痩せてる。つまみを食うタイプのアル中はデブが多い。俺は基本的につまみを食わない。その代わりタバコを吸いまくる。

 タバコと言えば、俺は最近アイコスに乗り換えた。アイコスの方が女の子受けがいいと思う。

 俺は朝からウイスキーをストレートで飲みながら、アイコス吸いつつ大谷の試合を見ている。クソみたいな生き方をしている。これでいいのだ。

 今度、syrup16gのライブを見に行く。俺の友達も見に行くだろうか。

 syrup16gの2002年から2023年までのインタビュー記事が600ページくらいの本として発売されるらしい。俺は速攻で予約した。あまりにも嬉しすぎる。

 ここ最近のsyrup16gは活動が活発で嬉しい。syrup16gは俺の生きがいだ。人生そのものと言える。

 俺は一応クレジットカードを持っている。無職みたいなもんだから申請が通らないかと思ったが、なんか通った。ドコモの銀のやつ。

 Amazonミュージックで適当に音楽聴いてたら、ステレオポニーのツキアカリのミチシルベが流れてきた。いい歌だな。女の子になったらカラオケで歌いたい。ダーカーザンブラックっていうアニメの主題歌だった。ダーカーザンブラックの一期は超面白いから、暇な人は見てみてください。

 何もやりたいことがない。あなたを愛したい。

 シドの「嘘」が流れてきた。鋼の錬金術師なつかしすぎる。

 あなたを愛する以外に何もやりたくない。

 引きこもって暮らしていたい。

 ハヌマーンの猿の学生を聴いてる。めっちゃ好きな曲。

 体調が悪すぎて俺は苦しい。

 ろくな死に方しない。

 人間が生まれる意味を俺なりに考察した。人間は誰かを愛する為に生まれたのだ。俺の愛をあなたに捧げたい。

 酒には抑鬱の作用がある。酒でハイになった後は、反動で必ず鬱っぽくなる。実際、今俺は暗い気分だ。

 過度な飲酒は自傷行為と変わらない。

 明日はバイトだ。面倒だ。

 仕事なんてしたくない。

 俺が年下の子を好きになったのは多分初めての経験だ。今までは年上か同い年の人を好きになってた。

 あなたをほっとけない。

 俺に似てるところが多いから。

 俺を頼ってくれるのが嬉しい。支えになりたい。俺にできることは何でもしたい。

 俺は愛に生きている。

 やっぱり今日はちょっと暑い。

 こないだネカフェでHELLSINGって漫画を読んだ。死ぬほど面白かった。

 米を炊くのも面倒だ。今日はサンドイッチだけ食べた。

 さっきエレファントカシマシの「俺たちの明日」を聴いて感動して少し泣いた。こういうストレートな応援歌が響く時がある。

 俺は発達障害者で頭がおかしいです。かなり不器用です。でも頑張って生きる。分かってくれる人は俺の事を全て分かってくれる。俺の事を好きになってくれる人もいる。そういうのって当たり前じゃないからな。俺はみんなに感謝している。この文を読んでいるお前を俺は愛している。

 俺なりに不器用にこの世と戦っている。

「なんで俺は発達障害なんだろう」と理不尽に思った事もある。でも、やっと分かったぜ。俺は、発達障害あってこその俺なんだよ。

 生きるのが下手くそじゃなかったら、もうそいつは俺じゃねえんだよ。

 俺の死にたい病気が治っちゃったら、もうそいつは俺じゃねえんだよ。

 発達障害だからこそ見える景色がある。痛みを知るから他人に優しくできる。

 神が俺にくれたギフトだと思って俺は生きたい。生まれちまったもんはしょうがない。生きるしかないだろ。クソ単純な話だ。

 デストルドーに殺されそうになった時は、俺はリビドーを呼び覚ます。女の子を好きになる。そして酔った勢いで告白した。返事はOKだった。ちゅーしたい!!!

 俺は本当は生きていたい。まだまだ死にたくない。女の子とやりたい。俺はまだまだ死なねえぞ。わかってんのか。せっかく生まれたんだから、生きなきゃもったいない!




 終わり

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

あなたを愛したい Unknown @unknown_saigo

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ