第20話 ボウリング大会

僕と和哉が可愛い可愛くないで揉めて時間を無駄にしてしまった 

すべて和哉のせいにした僕達はボウリングの続きをした


「さて次は愛ちゃんね」

「うん頑張る」

「愛梨頑張って」

「中川さんファイト〜」

「愛ちゃんがんば」

「こんなに応援されたらやらないとね」


そして愛梨はなんと9ピンと1ピンでスペアでした


「すごいじゃん」

「マジで スペアじゃんすげ〜」

「上手いよ〜愛梨」

「ありがとう いい感じかな」


と言い次に結奈の番になった


「さて次は私かな」

「頑張れ結奈」

「ファイト」

「頑張って」

「こんなに応援されてちゃね頑張らなくちゃ 行くよ」


そして結奈は8ピン 2ピン倒しスペアだった


「結奈もスペアじゃないですか」

「ほんとほんと俺だけなんじゃ」

「僕はまだやってないからわからないよ 落ちてるかもしれないし」

「「いやいや ないない」」

「二人ともなんで言い切れるの」

「だって前のカラオケだってそうだったでしょ」

「確かに春翔くんならあり得そう」

「ちょっと愛梨までこう期待されるとプレッシャーがヤバいんだよ」

「まぁそれを超えてこそ男だろ」

「くぅ〜 和哉め 僕の弱いとこをついてくる」

「ははは そりゃ同性だしな 小学から一緒なんだからわかるに決まってるだろ」

「さて 春くん愛ちゃんにいい所見せてやりな」


(そうだここで愛梨にいいところを見せれるなんか今まで恥ずかしいところしか見られてないしねかっこいいところ見せないと)


「そうだねじゃあやってやりますか」

「頑張って春翔くん」

「ありがとう 行くよ〜」


そして僕はなんとストライクを出した


「マジかストライクを出したぞ もしかして練習してたか?」 

「そんなのしてないよ 前に和哉達と行った以来だよ」

「えっ本当にじゃあもう二年経ってるよね」

「そうだね」 

「それで劣ってないのすげ〜な」

「まぁまだ一回目だし この後どうなるかはわからないからね」

「そうだね それで愛ちゃんどうだった」

「・・・・・」

「愛梨大丈夫?」

「あっ 大丈夫だよ ごめん それで何?」

「ははは これは春翔の凄さに見惚れたな」


と和哉が言うと愛梨は否定した


「そんなんではないですよ」

「なんかそう否定されるとされるでなんかくるね」

「あっごめんなさい」

「ふふふ 愛ちゃんがからかわれてる 珍しい」

「からかいって春翔くんと日川くん」

「ははは すまない 大体の女子ならそんなもんかなって悪いな 今までがそうだったから勝手に まぁ男でも惚れてるやついたけど」

「えっ待って今背中が寒くなったんだけど マジで言ってる和哉」

「あぁマジだぞ よく遊びに誘ってた奴らいただろあいつらだよ」

「えっ聞きたくなかった」

「ちょっとそう言うこと言っちゃダメでしょ和くん」

「ははは すまん まぁ嘘は言ってないからな」

「それで愛ちゃん春くんのどうだった?」

「凄かったですよ」

「良かったな春翔」

「そそうだね」


そしてその後五回もなんだかんだ和哉、結奈、愛梨はスペア 僕はストライクを出した


「いや〜すごいね春くん全部ストライクじゃん」

「ふっふ これが僕の実力さ」

「なんか今日少しうざめなキャラになってない別にうざくはないけど」

「確かにそれはそう」

「もう少し「僕はそこまでじゃないよ」みたいな感じかと思ってましたね」

「楽しくてつい 嫌だったらやめるけど」

「全然普段と違う春くんを見られて嬉しいだけだよ 保育園から一緒なはずなんだけどなぁ〜」

「でも昔の方がもっとイキってた気がするなけど」

「まぁそうね 別にうざいとかは一切思わなかったけど」

「それが春翔のいい所だからな」

「そうですね 謙虚なところもありこう言うところもある 春翔くんは属性多めですね」

「確かに照れ屋で 強くて、カッコよくて 髪を上げるとイケメン、人柄がいい、勉強ができる、運動もできる、料理や家事が上手いかな」

「こう言われると確かに属性多めだな春翔は」

「そして今春くんを見ると」

「照れているって言うね」

「そうそう こう言うところは可愛いんだよね 昔から」

「そりゃじゃなかったらからかわれたりもしなかったでしょうね」

「確かに」

「も もう その辺にしてくれない 恥ずかしすぎるよ〜」


と僕は顔まで隠した


「さっきのお返し春くん」

「さっきは私も恥ずかしい思いさせられましたからね 春翔くんは可愛いですよ」

「これ以上からかうと元に戻るのに時間かかるからこの辺にしとこ」

「そうだね」

「それがいいですね」

「なんか僕の扱いがわかりすぎてて怖いよ」

「まぁそんなのわからない方がおかしいよ」

「それはそう」


そしてその後もボウリングをした

あと四回は和哉がスペア四回 結奈がスペア三回ストライク一回 愛梨がスペア一回 ストライク三回 僕がスペア一回ストライク三回と言う結果に

僕がスペアになったのは和哉達が悪い照れさせるから


「いや〜三人最後ストライク出すとはすごいな」

「それな 和哉も惜しかったよ」

「そうだね和くん上手かったよ 惜しかった次は狙えるストライク」

「そうですね 日川くんも上手かったですそれ以上に春翔くんが上手かったですけど」

「確かに 春翔一回だけスペアだったけど」

「それは三人が悪い 僕を照れさせてミスちゃったんだよ」

「まぁ仕方ないよ 可愛いのは変わらないんだから」

「そうだな そこは変わらないかな」

「まぁそう言うことだ」

「も もうさ 可愛いとかさ言わないでよ まだカッコいいの方がいいのに なんでだよ〜」


と僕が言うと三人は


「春くんって第一印象はカッコいいだけど仲良くなっての印象は可愛いだよね」

「それな 春翔は別にカッコいいんだよだけどそれ以上に可愛いが勝つ」

「本当にそうですね 私も最初はかっこいい系かなって思ってましたけど結果は可愛い系でしたから」

「そう言うことだね やっぱりみんな最初の印象はカッコいいの今は可愛いなんだね 私は最初の時から可愛かったけど」

「そりゃあ 保育園の時なんだからな」

「そうだね 保育園の時なんて可愛いだけだったから」

「仕方ないでしょ あの時は家族全員に可愛格好させられてたし髪も切らせてもらえなかったから女の子みたいになってから」

「いやでもそれであの可愛さはずるいよ あの時の男の子達の親が今後が心配だわ〜って言ってたし」

「マジで なんで僕は男子にまでモテるの〜」

「まぁそう言う性格だから仕方ないんじゃないか」

「春翔くんなら仕方ないとは思うかな」

「みんなしてそんなこと言う」 


そしてそんな話をしながらボウリング場を出て行った

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