第15話 春翔のお弁当
朝目を覚ましてお弁当の準備をする。今日は愛梨と結奈と和哉の四人分作る
昨晩LAEMでそんな話になった
そして四人それぞれの弁当を作って学校へ行くすでに隣に愛梨がいた
席替えはもうすでにしています
「おはよう春翔くん」
「あぁおはよう愛梨」
と挨拶を交わすとクラスの男子達は
「なんであんな陰キャが中川さんと仲良くなってるんだ」
と女子からは
「愛梨ちゃんなんか嬉しそう」
とこんな感じでクラスで盛り上がりを見せていた
そして昼になり結奈がやってきた
「春くん、愛ちゃん行くよ〜」
「オッケー」
「わかったよ」
僕は弁当を持って結奈の元へ行き途中で和哉を捕まえて食堂へ向かう
「はいこれ弁当」
「ありがとう でも急にみんなの分弁当作るってどうしたんだ?」
「そうそう 私は春くんのご飯食べれるから最高なんだけどね」
「それは愛梨が作ってて言うから」
「はい 私が春翔くんにお願いしました」
「そう言うことね と言うかいつから名前で呼び合ってるのよ」
「昨日からかな」
「なんで急に名前呼びにしたんだよ」
「いやね 愛梨だけ中川さん呼びってのもさ 和哉も結奈も名前で呼んでるのに愛梨だけってのもね 折角仲良くできたんだし」
少し照れながら言うと愛梨も
「私も名前呼びしたいなぁとは思ってはいたけど勇気出なくてね」
と愛梨は照れ笑いしながら言う
「そう言うことか 春翔は中学の時も名前呼びだったもんな 仲良くなった子とかは」
「まぁそうだね その方が距離が近いでしょ」
「そう言うところが春くんのモテてたところだしね」
「えっ 春翔くんは中学の時そんなにモテてたの」
「それはもうすごいくらいにはね」
「と言うかいじりの対象でもあったな」
「確かに春くんいじられ体質だもんね」
「そんなことはない・・・・と思う」
「自信ないのかよ」
「だってよく褒められてさ僕が照れるのを見て楽しんでたもん」
「まぁ確かにあれはいじりたくなるよな」
「春翔くんはいじられキャラだったと」
愛梨に要らない事を知られてしまった
そしてみんなで僕の作った弁当を食べ始める
「美味しい プロみたい」
「でしょでしょ 春くんの料理は最高なんだよ」
「そうだな プロにも負けないほどの美味しいさよ」
「もう 褒めすぎそんなことないから」
とまたしても顔を赤らめながら否定する
「いやいやそんなことないぞ とても美味しい 俺は春翔と結奈の料理が食べれらだけで幸せだ」
「ふふふ 嬉しいこと言ってくれるじゃない和くん でも春くんには劣るのよね なんか女子としては負けたくはないんだけど」
「それはわかります なんか春翔くん女子力高くないですか?」
「だからそんなことないって 僕はできる事をやっただけだし結奈も和哉も料理うまいじゃん」
と顔を真っ赤にさせながら言う
「ははは こんなに料理の上手い春翔に褒めてもらうと嬉しいぜ」
「それな 私も嬉しいよありがとう春くん」
「もうなんでこう恥ずかしくさせてくるの」
と僕は顔を隠しながら嘆くと愛梨から
「あの また私だけ仲間はずれな気がするんだけど」
「ごめん愛ちゃん ついね そういえば愛ちゃんは料理するの?」
「私ですか? えぇまぁ一様春翔くん程ではないけど一通りはできると思う」
「まじで中川さんも料理できるのか すげぇなぁ〜このメンバー」
「いやいや 和くんだって料理できるじゃん」
「まぁそうだけどさ なんかこのチーム女子力高くないか?」
なぜか女子力の高いチームが出来上がってしまった (特に料理面)
まぁ良い事だと思うけど、僕はもう少し男らしいって言われたい
そして愛梨からこんな事を聞かれる
「小学、中学の時はこのメンバーでよく遊んでたの?」
「そうだね 小学の時は凛ちゃんがいたね」
「いたな 凛 あいつ春翔のこと好きだったもんな」
「ははは 告白もされたけどね」
「そうなんですか?」
「そうだぞ」
凛といういうのは岩倉凛(いわくらりん)
保育園からの幼馴染で中学入学と同時に転校していった
僕のことが好きで告白もしてきたけど恋愛感情がわからなくて振った
本当に申し訳ないと思っていたが告白後も変わらず遊んでくれたのがとても嬉しかった
そして約束もした もし僕が凛に恋愛感情が持つことができたら僕から告白すると だが叶わず凛は引っ越しをしていった
「私も春くんに告白したしね」
「えっ 結奈もしたの?」
「ははは 凛ちゃんと同じ理由で振られております でも中学に入学してから和くんと付き合うことになって春くんを一人にするのは申し訳ないからって思って私たちは付き合いながらも春くんと三人でよく遊んでたんだよ」
そう結奈も僕に告白を小学卒業の時にされたけど恋愛感情がわからなくて振ったけど今でも仲良くしてくれていて僕は嬉しい
二人のイチャイチャを目の前で見せられるのは抵抗するが
「人気だったんだね春翔くん」
「まぁそうだな 春翔優しいし無駄に人を堕とすところあるからな」
「そんなタラシみたいな事言わないでよ」
「いやいや春くんは十分にタラシだよ」
「そうだな結奈の言う通りだな」
「話を聞いている限り私もそう思います」
「もう三人して酷い」
と僕は頬を膨らませってプイッと怒ると三人は
「すまんすまん 悪かった誤るから機嫌直してな な」
「春くん私もごめん調子に乗りすぎたね 許して」
「私もごめんなさい 嫌な思いさせちゃって」
「もう 次言ったら許さないからね」
「「はーい」」
「調子いいな三人とも」
「ははは そりゃあな でも中川さんが乗ってくるとは思ってなかったわ」
「私も」
「こういうノリもいいのかなって思って」
「私たちのグループにいるとかはそのノリでいこう 愛ちゃん」
「はい」
「なんかわからんけど 一件落着でいいのか?」
「いいんじゃない?」
そして僕たちはその後を話をして弁当を食べ終わりクラスへ戻った
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます