第16話 春翔くんのお弁当 愛梨side
朝目を覚ましていつも通り朝ごはんを食べて学校へ行く今日は春翔くんが弁当を使ってくれるので楽しみ
「いってきまーす」
「いってらっしゃい いい報告待ってるよ」
「だからそんなんじゃないって」
「ふふふ でもお父さんにバレたらどうなるのか」
「確かにお父さんが暴れそう」
「まぁ今日は帰ってくる見たいだから美月と四人で夜ご飯食べに行こうか」
「わかった」
美月って言うのは私の姉で小学校の養護教諭をしている 名前を中川美月(なかがわみつき)
一様紹介しときます
お母さんの名前が中川美保(なかがわみほ)
お父さんが中川隼人(なかがわはやと)と言います
仕事はお母さんはイラストレーターでお父さんは弁護士をしている
こんな四人家族です
そして学校へ向かう
席替えはもうすでにしています
そして春翔くんが来たので私は挨拶をした
「おはよう春翔くん」
「あぁおはよう愛梨」
と挨拶をするとクラスの男子達は
「なんであんな陰キャが中川さんと仲良くなってるんだ」
と私は別にいいじゃん春翔くんと仲良くなったって他の男子は下心が多いんだもん
春翔くんにはそれが感じられないから一緒にいるってだけなのに
そして女子からは
「愛梨ちゃんなんか嬉しそう」
とそんなことはないとも言い切れずすこし恥ずかしくなった
そして昼になり結奈がやってきた
「春くん、愛ちゃん行くよ〜」
「オッケー」
「わかったよ」
そして私と春翔くんは結奈の元へ向かい一緒に食堂へ向かう
途中で日川くんを捕まえて
「はいこれ弁当」
「ありがとう でも急にみんなの分弁当作るってどうしたんだ?」
「そうそう 私は春くんのご飯食べれるから最高なんだけどね」
「それは愛梨が作ってて言うから」
「はい 私が春翔くんにお願いしました」
「そう言うことね と言うかいつから名前で呼び合ってるのよ」
「昨日からかな」
「なんで急に名前呼びにしたんだよ」
「いやね 愛梨だけ中川さん呼びってのもさ 和哉も結奈も名前で呼んでるのに愛梨だけってのもね 折角仲良くできたんだし」
少し照れながら言う春翔くんに私は
(可愛いです もう可愛い以外の言葉が出ません)
そして私も
「私も名前呼びしたいなぁとは思ってはいたけど勇気出なくてね」
と私は照れ笑いしながら言うと日川くん達が
「そう言うことか 春翔は中学の時も名前呼びだったもんな 仲良くなった子とかは」
「まぁそうだね その方が距離が近いでしょ」
「そう言うところが春くんのモテてたところだしね」
「えっ 春翔くんは中学の時そんなにモテてたの」
「それはもうすごいくらいにはね」
「と言うかいじりの対象でもあったな」
「確かに春くんいじられ体質だもんね」
「そんなことはない・・・・と思う」
「自信ないのかよ」
「だってよく褒められてさ僕が照れるのを見て楽しんでたもん」
「まぁ確かにあれはいじりたくなるよな」
「春翔くんはいじられキャラだったと」
私は春翔くんのことについて一つ知れた
そしてみんなで春翔くんの作った弁当を食べ始めた
弁当はめちゃくちゃ美味しかった
優しい味というかなんか母の味というか美味すぎる
冷たくても上手いとか温かいのはどれだけ美味いんだと思った
「美味しい プロみたい」
「でしょでしょ 春くんの料理は最高なんだよ」
「そうだな プロにも負けないほどの美味しいさよ」
「もう 褒めすぎそんなことないから」
とまたしても顔を赤らめながら否定する
(また照れてる〜 可愛いーー)
「いやいやそんなことないぞ とても美味しい 俺は春翔と結奈の料理が食べれらだけで幸せだ」
「ふふふ 嬉しいこと言ってくれるじゃない和くん でも春くんには劣るのよね なんか女子としては負けたくはないんだけど」
「それはわかります なんか春翔くん女子力高くないですか?」
「だからそんなことないって 僕はできる事をやっただけだし結奈も和哉も料理うまいじゃん」
と顔を真っ赤にさせながら言う春翔くん
「ははは こんなに料理の上手い春翔に褒めてもらうと嬉しいぜ」
「それな 私も嬉しいよありがとう春くん」
「もうなんでこう恥ずかしくさせてくるの」
と春翔くんは顔を隠しながら言う
(なんでこういちいち可愛いんだか もう春翔くんなしには生きていけない体になってきた)
と考えているとなんか私省かれてる気がしたのでこう聞く
「あの また私だけ仲間はずれな気がするんだけど」
「ごめん愛ちゃん ついね そういえば愛ちゃんは料理するの?」
「私ですか? えぇまぁ一様春翔くん程ではないけど一通りはできると思う」
「まじで中川さんも料理できるのか すげぇなぁ〜このメンバー」
「いやいや 和くんだって料理できるじゃん」
「まぁそうだけどさ なんかこのチーム女子力高くないか?」
このチームは全員が料理できる
まぁ春翔くんほどではないけど
そして私が春翔くん達に聞く
「小学、中学の時はこのメンバーでよく遊んでたの?」
「そうだね 小学の時は凛ちゃんがいたね」
「いたな 凛 あいつ春翔のこと好きだったもんな」
「ははは 告白もされたけどね」
「そうなんですか?」
「そうだぞ」
(そうなんだ 凛ちゃんって子に告白されてたんだ でも振ったんだよね)
「私も春くんに告白したしね」
「えっ 結奈もしたの?」
「ははは 凛ちゃんと同じ理由で振られております でも中学に入学してから和くんと付き合うことになって春くんを一人にするのは申し訳ないからって思って私たちは付き合いながらも春くんと三人でよく遊んでたんだよ」
(そう言うことがってことは私も告白したところで振られるじゃんだって恋愛感情わからなくて振ってるんでしょ どうしたらいいんだ)
と私は考えた
「人気だったんだね春翔くん」
「まぁそうだな 春翔優しいし無駄に人を堕とすところあるからな」
「そんなタラシみたいな事言わないでよ」
「いやいや春くんは十分にタラシだよ」
「そうだな結奈の言う通りだな」
「話を聞いている限り私もそう思います」
「もう三人して酷い」
と春翔くんは頬を膨らませプイッと怒る
(いやいや怒り方可愛いすぎない 怒ったところ見たことないって前に結奈が言ってたけどこう言うことか)
と私は納得したけど機嫌を悪くさせてしまったので私たちは謝る
「すまんすまん 悪かった誤るから機嫌直してな な」
「春くん私もごめん調子に乗りすぎたね 許して」
「私もごめんなさい 嫌な思いさせちゃって」
「もう 次言ったら許さないからね」
「「はーい」」
「調子いいな三人とも」
「ははは そりゃあな でも中川さんが乗ってくるとは思ってなかったわ」
「私も」
「こういうノリもいいのかなって思って」
「私たちのグループにいるとかはそのノリでいこう 愛ちゃん」
「はい」
「なんかわからんけど 一件落着でいいのか?」
「いいんじゃない?」
そして私たちはその後も話をして弁当を食べ終わりクラスへ戻った
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