第9話 春翔くんと勉強会(デート)2 愛梨side

「で二人は勉強会してるんだよね」

「うんしてるよ」

「じゃ一緒にやろ 私わかんない問題あって春くんに聞こうと思ってたから」


そして四人で勉強会を始めた


「春くんこの問題教えて」

「ここは・・・・・って感じでやる」

「なるほど ありがとうわかった」

「そういえば中川さんはなんの教科が得意なんですか?」

「私ですか 英語や国語とかの文系ですかね」

「おっ すげ〜な二人一緒に勉強するとか最強なんじゃね」

「そうだね春くんは理系であればほぼ満点だしね」

「そうそう で中川さんはどうなんですか?」 

「そうですね 私は文系であれば満点に近いと思いますよ」

「二人が教え合ってるところ見たらやばいね」

「あぁこりゃ今回のテスト結果は二人とも全教科満点とかありそうだな」


(二人とも私は山本くんに勝たなくてはいけない理由があるので負けるわけにはいかないんです)


と心の中で思った


「それはないだろうけどまぁできる限りやるさ」

「春くんはいつもそうだよね 自分の成績とかもそうだし優しいのに自分を卑下しがちだよね」

「わかります 私もそう思います」

「俺もそう思うぞ」 

「もう 三人ともやめてよ」


と春翔くんは照れていた

私は


(照れた山本くん可愛すぎ〜)


と心の中で叫んでいた 


言葉が漏れなくてよかったと思った


「ふはは 春翔は褒められ慣れてないからな」

「そうだね春くんは照れてる顔は可愛いと思うよ」

「山本くんの照れ顔は可愛いと私も思います」

「もう三人ともやめてよ 勉強できなくなるじゃん」 


春翔くんは顔を隠していたそれ見て私はまたもや


(可愛すぎない? 本当に男?見た目は男子の中身女子とかじゃなくて)


と疑うほどに可愛かった


そして結奈が謝った


「少しいじりすぎちゃったね ごめんね」

「まぁ偶には褒めてやらんとな いつかメンタルやられて爆発しそうだしな」

「それわかる春くん溜め込んじゃうもんね 愛ちゃんももし春くんが辛そうだったら寄り添ってあげてね」


と言われ私はおもいっきり


「はい」


と言う 

そうすると春翔くんが


「もう 中川さんも別にいいからね」


と言ってきたので私は


「ダメです 山本くんが倒れてしまっては良くないですから」


と言った


(小学の頃から一緒にいる二人(結奈は保育園から一緒にいる)が言うんだきっと溜め込むのだろうだから私は支える)


と私は心の中で誓った


「良かったな春翔 こんな可愛い女子にそんなこと言われて羨ましいぞ」


「何私が可愛くないって言うの?」

「違うそう言う意味ではないからな」

「ふ〜ん そうなんだ」 

「謝るから拗ねんなよ」


結奈と日川くんが喧嘩を始めてしまった 

私はどうしようとあたふたしてると春翔くんが


「はいそこまで二人とも イチャイチャしてるのを見ている僕たちの気持ちも考えてくれ」 

「ごめんつい でも悪いと思わない和くん 私がいるってのに他の女子に言うんだよ」

「まぁ今のは100%で和哉が悪いね」

「そうですね 今のは日川さんが悪いですね 私も褒めてもらったのは嬉しいですけど彼女さんを第一にしてくださいね」

「だって和くん」

「結奈 この度は誠に申し訳ありませんでした」

「よく謝れました 帰りにクレープ買ってね」

「えっそれは今お金が」

「買ってね」

「はい買わさせていただきます」

「それでよし」


私は少しおかしくなりクスクスと笑ってしまった


(これが彼氏彼女なんだ 私と山本くんもこんな言い合いのできるくらいには仲良くなりたいよ)


と思った


そして勉強が終わり二人と別れて春翔くんと帰ることなった


「急にうさるさいのが来てすまんな」

「いえ楽しかったですよ 私も友達が増えましたから」 


そう私は結奈と日川くんとLAEMを交換したんだ 


☆★☆


「ねぇ愛ちゃんLAEM交換しない」

「俺もいいか?」

「はい 是非」

「やった〜 愛ちゃんのLAEMゲット」

「俺も人気者の中川さんと交換できるなんて思ってなかったよ ありがとう」

「どういたしまして そして日川くんあんまり私に構ってると結奈に嫉妬されるよ」

「嫉妬とかじゃないってば愛ちゃん」

「ふふふ まぁ二人とも喧嘩はほどほどにね」

「わかったよ でも悪いのは和くんなんだけどね」

「本当にすまねぇ〜」

「本当に仲がいいですね」

「まぁ親同士も仲がいいからな もちろん春翔の親とも 色々あった時に」

「山本くんに何かあったんですか?」

「あぁ色々とね 春翔が言うまでは聞かなかったことにしてもらえると嬉しいな 言ってしまった俺が言うのもなんだけど」

「わかりました 山本くんのことは気になりはしますが本人次第ですからね」

「そうそう 春くんは優しいからね あんまり心配させないようにって思って言わないからね まぁそんな感じかな」

「えぇそれは薄っすら感じてます まぁこれ以上待たすと山本くんも怒っちゃいますね」

「そうだね 怒ったりしたところは見たことないからわからないけどね」


とこんな会話をしていて春翔くんの方を見ると

少し離れたところで呆れたような顔してこっちを見ていた

多分まだかな?と思ってるのだろう


「私は行くね」

「うん気をつけて」

「また学校でな」


そして二人と別れ春翔くんのところへ向かった


☆★☆


「今日は楽しかったよありがとう また学校で」

「私も楽しかったまた学校で」


そして私たちも駅前まで一緒に行き別れた

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