第10話 テストが始まる そしてテストが終わる

今日は定期テスト一日目です

今は名簿順に席が戻り隣の席は愛梨ではない

なんか僕の中でがあった


(今までこんな中川さんになかったのに)


そしてテストが始まる

期末テストの為全教科あるのがめんどくさいのだ

1時間目のテストはなんと理科でありがたい

僕は得意だからね


「じゃあ 始め」


と北野先生が言うと全員が名前を書き始めた

僕も名前を書き始めた 


今回のテストは一位を取る事を目指している なぜかって 

だって中川さんにお願い事できるんだよ 

そりゃ本気になるよ


「じゃあ やめ」


その合図で理科のテストが終わり


2時間目は音楽だ 

音楽って覚えるだけだし副教科は簡単だよな


「じゃあ 始め」


そして時間が来て終わった


「はい やめ」


そして今日最後の科目英語だ


僕は英語が苦手だったけど愛梨に教えてもらってわかるようになった 

単語だけはたくさん覚えてたからね 

あと使い方だけだったのだ


そして英語のテストが始まる


「それでは 始め」


そして英語のテストを始めた 

今までは飛ばしてたような問題も解けて正直心の中では嬉しかった 

愛梨に負けたもいいやと思ってしまった


(ダメダメ僕は中川さんに勝つんだ)


そしてテストが終わった


「はいでは やめ」


そして下校になった 

今日は和哉達と帰ることになった


「春翔帰るぞ〜」

「オッケー ちょっと待ってよ」

「そうだ 愛ちゃんも一緒に帰ろうよ」


と結奈が言うと愛梨は


「私?」

「そう 用事があるならいいけど」

「いえ別にないけど良いの?」

「もちろん」

「じゃ四人で帰ろう」

「了解」

「オッケー」

「おうよ」


そして四人で帰ることになった 

クラスの中からは、山本ずるいだの色々言ってる 


(まぁ気にせず帰るんだけどね)


帰りながらこんな話になった


「みんなはテストどうだった?」

「俺はそこそこだな 勉強会で教えてもらって良かったわ 正直英語はキツかった」

「わかる 愛ちゃんが教えてくれてなかったら解けなかったよ」

「そうだね 僕も同じ気持ちだった 今まで解けなかったのが解けて心の中でやったーって叫んだよ」

「春くんらしいね でも良かったね これで満点なら最高じゃない」

「うん」

「「中川さん(愛ちゃん)ありがとう」」


とみんなで言うと

愛梨は


「そんなみんなに言われるなんてでも喜んでもらえて教えた甲斐がありますよ」


と照れながら言った僕は


(可愛い〜 今日は隣で見れてなかったから)


と思ってしまい恥ずかしくなった 

今日一日中あったこのってなんだろう?


「私は理科がいつもより解けて嬉しかった 山本くん教えてくれてありがとう」

「俺もやな 意味がわからないし単語覚えても意味がわからなかったからな 春翔のお陰で理解できて解けたわ、ありがとな」

「私も春くんに教えてもらって良かったよ いつもより成績上がったと思うよ ありがとう」

「もう そんなにありがとう言わなくてもいいのに」


と僕は恥ずかしくなり顔を赤らめてしまった


「また春くん照れてる」

「もうこれは慣れねぇんじゃね」

「山本くんはそのままでいいと思うよ」

「愛ちゃんの意見に賛成」

「俺も中川さんの意見に賛成かな」

「もうやめてよ」


と僕は顔を隠ししゃがんでしまった


「道端でしゃがんだら邪魔になっちゃうよ」

「もうみんなが悪いの」


と僕がそういうと和哉が


「ほら手を貸してやるから立て」

「もう なんで僕が悪い感じになってるの」


と頬を膨らませ僕が言うと


「春くんごめんって、だって反応が可愛くて」

「俺もすまんかったな悪ノリしすぎたわ でも反応が可愛いって意見に俺は賛成だぞ」

「私も反応が可愛くてつい ごめんなさい」


正直謝るようなことではないのだが

僕の機嫌が中々戻らないのでみんなが謝った


「最終日に数学があるから頑張るぜ」

「私も折角春くんに教わったんだからね」

「私も頑張るよ」

「みんな頑張って数学上位10位以内を目指そう」


そのあと別れて自分の家に向かった


そして次の日も昨日通りに帰りも四人で帰り最終日になった


「これで期末テストは終わりです お疲れ様でした」


と先生が言うと


「「やっと終わった〜」」


とみんなが言った 

そして今日は下校時間になった


「ねぇねぇ中川さん 今日みんなでテストお疲れ様会やるけど一緒に来る?」


とクラスの男子が聞きに来た

愛梨は


「先約があるのですみません」


と言い断った 


そう実は今日和哉と結奈そして愛梨と四人でカラオケに行く予定なのだ


「そっか〜 残念」

「本当にすみません」

「いいよいいよ気にしないで急に誘ったのはこっちだし」


そして誘った男子は少し悲しそうにお疲れ様会に行く子達の方は向かった


そんな時に


「春くん、愛ちゃん準備終わった? カラオケいくよ」

「私は大丈夫だよ」

「僕も」


と言うとクラスの男子達がずるいと言い始めたが結奈が


「先に約束しちゃってごめんね」


と言うと


「川谷さんが言うならしゃーねー」


と言った 


そうなぜか結奈は人気がある

彼氏持ちでも人気になるもんなんだなぁと僕は思った


そして和哉と合流して


「よっしゃ〜 テストが終わった」

「そうだね 今回は春くんと愛ちゃんのお陰で今まででいい点数取れそうだよ」

「俺も」

「良かった 僕も教えたから理解が深まったしお互い様だね」

「山本くんの意見に同意かな」

「そう言ってもらえるとありがたいかな」


と言って近くのカラオケ屋に向かった

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