第4話 訓練 (1)

神風部隊の創設者それは僕の父、白神龍磨だった。父さんは戦場で死んだと報告が来たが教官ふとしさんは、

「元々は神風部隊にいたんだか、その匠のスキルが評価されて別の部隊に配属されたんだ。」

と言っている。父さんが生きていると聞いただけで気持ちが落ち着いた。

夕方になって、夜になる。そして、朝になる。それを1週間繰り返す。そして、最後にテストがあり、合格すれば配属が決定するが不合格なら配属はなくなる。それが日本の軍の仕組みだ。別名プリス。

5日目、今までは射撃訓練と体力作り、銃を撃つ姿勢などを教わった。しかし、今日は一味違う訓練だ。

「今日は実際ではないが、他の訓練生を読んで、実践練習を行う。弾はBB弾、実際の防護服を着て、実際の戦場を再現した所で行う、いいな!」

『はい!』

10人ほどいた。前、ラフティーに行った時にいた低身長の奴がいた。かなりやる気満々だ。が、彼の所属は遠距離戦部隊だ。頑張れば勝てる。

準備ができたら、低身長の奴が言ってきた。

「なんで、なんも無いお前が神風部隊に選ばれたんだ。僕の父はラフティーの一員だぞ!それなのにお前が選ばれた。これで思い知らせてやる、僕のすごさを!」

すごい、BB弾にインクを入れて、撃たれたらインクが飛び散るようになっているらしい。しかも防護服にカウント計があって、弾が当たればカウント計で測定され、何発当たったかがわかるようになっている。

そして、実践練習が始まった。

「今回はサバイバル制だ、5発当たれば本部へ戻ってこい。そして、1位を目指せ。」

そう言って笛が吹かれそうになる。緊張が止まらない、でも僕は神風部隊に配属された。僕ちはきっと何かがあるんだ。自分に自信を持たせたのと同時に笛がなった。

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