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俺は、

ずっと思っていた

「天才って誰...?」と

そう考え続けて約6年

小6になってから同じことを考えている人に出会った

「ねぇねぇ~?」


「ん~?」


「天才って、誰...?」

この言葉を聞いた時、俺は少し固まっていた

同じことを考えているなんてと

これを聞いてきたのは、4年生から一緒の真彩

初めて、会った時、俺は、真彩に惚れた

多分、4年からの片思いな気がする笑

俺は、これを聞いた時、幼稚園の時を思い出した

___________________________________________


「せんせぇー?」


「ん~??どうした??」


「てんさいってだぁれー?」


「天才って言うのはね、誰にでもいるんだよ」


「へぇー!」


「いつか、分かるよ笑」


「そうなんだぁー!」


だから、懐かしい感じがした

だから、俺と真彩は、どこかが似てるんだって確信した



___________________________________________


私は、放課後の後

家に帰って本を読んでいた

だけど、今日の事をずっと思っていて集中できなかった


「色んな、天才はいそう」


「ピアノの天才とか~計算の天才とか~漢字の天才とか~」


これを聞いた瞬間すべてを思い出した


___________________________________________


「天才っているのかなぁ??」


「天才って誰でもいるんだよ」


「え~?なんでぇー?」


「誰にでも、天才は隠れているの」


「天才って頭のいい人のことを言うんじゃないのぉ??」


「ううん、天才って色んな天才がいるの」


「たとえばぁ?」


「ピアノが上手い人のことをピアノの天才とか~絵が上手い人のことを絵の天才とか~って言うんだよ」


「へぇ~!」


蒼と私は、どこか似ているのかも知れないね笑

なぜか、思い出した笑

でも、なぜ蒼はこんな返答をしたんだろう...笑








蒼と真彩が”天才”に気づいたのは

もうちょっと先だった

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