ナイトメア曼珠 ~妹がブラコンになって夢の中に現れた話~

 今まで見た夢の中で一番怖いのは何かと聞かれたら、自分はペニーワイズに追いかけられる夢と答えます。

 では、今まで見た夢の中で一番気持ち悪かったのは何か——そう聞かれたら、妹が重度のブラコンになった夢と答えます。

 前提として、自分と妹は仲が悪い訳ではありませんが、同じ屋根の下で暮らしているにもかかわらず全然交流が無く、ごく稀に話す程度です。この話はそれを念頭に置いて聞いて下さい。

 ある日、夢を見ました。まあ細かいことは覚えていないんですけど、唯一鮮烈に覚えているのが、妹が重度のブラコンになっていることです。

 普段は自分のことを下の名前で呼ぶのですが、この夢の中では「お兄ちゃ~ん」と、胸焼けするような甘ったるい声で呼んでくるのです。それを聞いた瞬間、背筋がぞわっとしましたね。

 そして妹はその体を自分の体に擦り付けて何かを話したりねだったりし——そして、あまりのヤバさに飛び起きました。

 アニメであれマンガであれラノベであれ、ブラコンの妹はいっぱいいると思います。昔はそれを見て特に何とも思いませんでしたが、今ならこう思います——二次元を否定するつもりは無いけど、ブラコンの妹なんて、現実にいたらマジで気持ち悪いんよなぁ、と。

 まあでも他の人はどのように感じるのか、知りたくないと言えば嘘になりますがね。


 でまあ、これじゃ文が少ないので、ちょっとした余談。

 夢を見てる時って、「自分夢見てるなー」という自覚がありますよね。自分はこれをうまく活用して夢を見ているのです。

 どういうことかといいますと、以下に実際の例を書いてみます。

 いつぞやか見た夢で、海に行く夢がありました。ホタテを食う流れになったんですけど、その時何故か自分はホタテを採りに行かされました。

 波に飲まれ、孤島に取り残されて、肝心のホタテは採れず——「トホホ~、なんでこんな思いしなきゃいけないんだろ~」、そう思った時でした。

 ——これ夢だから、起きたらホタテ探さなくてもよくね?

 そう思ってすぐに起きました。それだけの話です。以上!

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