被差別階級・オタク ~オタクになっていじめ紛いのいじりを受けた話~
色んな子がオタク文化に触れるようになった昨今ではどうなのか分かりませんが、学校という小さな社会に於いてオタクは被差別階級にあるでしょう。
かく言う私もオタクでありまして、故にいじめ紛いのいじりを受け続けていました。まあ今回はその話でもできればいいかなーと。
早速本題に入りましょう。私がオタクになった時期としては、小学三年生ですね。まあそれ以前から兆候はありましたが。
その頃に我が家にルーターがやって来て、かつ私はDSi(のLL)を入手。当時流行っていたうごくメモ帳やYouTubeなどでボカロ、ドナルドなどといった様々なコンテンツに触れ、結果としてオタクになりました。
でまあ、当時の曼珠ちゃんは——まあ今でも若干そんな感じなのですが——エグい程に自己顕示欲が強い、自己主張が激しい、常にテンション高い、等々まるでバーサーカーのような人間でした。
そういうこともあって自分のオタク趣味を友人に伝え——それがいけませんでした。
小学四年生の頃から自分はオタク趣味を馬鹿にするようないじりを受けることになりました。具体的にはあまり覚えていませんが、例えばわざと名前を間違えたり、キャラクターの名前で自分のことを呼んだり、とか。
当初は笑って軽くぶん殴りつつ流すことができました。しかし自分は他のことでもいじめ紛いのいじりを受けていて(話が逸れるのと長くなるので、割愛)、それも加わり、いじりは酷い域——というかもう殆どいじめの領域にまで来ていました。これが小五~中一、二くらいの話ですね。
いじりは軽いものから重いものまでほぼ毎日受け、馬鹿にするような文言を突き付けられ、酷い時には暴力まで付いてきました。
小三、小四の頃は微妙ですが、この頃になると自分のことを馬鹿にするのは別に良くなったんですよ。でも、自分の好きなものが貶されるというのは、どうしても許せませんでした。
時々我慢できなくなり、そういう時は手を出しました。泣きながら十人近く追いかけ回し、一人捕まえたら全力でぶん殴ったり、髪を引っ張ったりとかしましたね。今にして思えば甚だガキっぽいですがね。大体男に対してですが、確か一度だけ女相手にもやったような。
さて、月日は流れて中学二年。この頃もいじりを受けていたっちゃ受けていたんですけど、それ以前程ではありませんでした。
この頃にはもう、自分は疲れたかどうでもよくなったんですかね。そういうのが来ても軽く流して済ませる程度になりました。
そしたら、まあ極稀にあることはあったんですけど、いじりが無くなりました。そこで何となく察しました——ああ、あいつらは反応を楽しんでいたんだな、と。
自分が思うに、いじりっていうのは相手の反応を楽しむ行為だと思うんですよ。そう至った理由の一つとして、自分の周りには他にオタクがいなくはなかったことがあると思います。恐らくオタクであるということを皆——ではなくとも、少なくとも自分をいじり倒してきた連中なら知っているでしょう。
でも彼らはいじられなかった。それは彼らは自分のように過剰に反応していなかったからなのかな、と思います。実際、自分の反応は我ながらかなり激しいものでした。
ですので、いじりへの対処法は——まあ実証した訳では無いので飽く迄可能性の一つですけど——それを否定したり力でねじ伏せたりするのではなく、どうでもよく思うこと、なのだと思います。
さて、余談コーナー。今回は二つあります。
いじり倒してきた連中との仲なんですけど、実は良好です。まあ今でもたまに「なんであんな奴らと仲良くしてたんだろ」と思ってしまうことはあるんですけどね。
いじってくる以外の面では特に問題が無かった、とでもいいますか。彼ら全員と、という訳ではありませんが、休み時間や放課後に遊んだり、休日には遠出をしたりする仲でした。それ抜きにしても、彼ら全員とは話す仲ではありましたしね。ごく一部の子とは今でも連絡をとったり飯食いに行ったりします。
ただ、そのことで一つ、冷静に考えたらかなりムカつくことがありまして、そのいじってきた連中の中に下手すれば自分よりオタクだった奴がいたんですよね。しかも好きなコンテンツが一部被ってて、よりにもよってその被ってるコンテンツでいじってきた奴。今にして思えばあいつは何だったんだ……?
もう一つの余談ですが、現在のオタクっぷりですね。
まあネットの辺境でこんなこと書いているから何となく察せられるとは思うんですけど、はい、重度のオタクになったと思います。毎日ツイッターとピクシブを眺め、ゲームなどにのめり込み、同人誌を買い、ネットの辺境で趣味で一次創作をしている、といった具合に成長していきました。
ちなみに、小説を書いていることを知っているのはごく僅かですが、私の本名のインスタではしょっちゅうオタク全開な投稿をしております。同人誌の購入報告、ゲームのレビューにプレイ動画、ガチャ報告など、です。多分内心ドン引かれておりますし、少なくとも一人は自分をミュートにしていると察しました。オタク最高。以上。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます