童貞曼珠 ~自分の脳味噌がかなり童貞だった話~

 いきなりですが、自分は童貞です。

 いやまあそれだけだと別に大したことでは無いんですけど、以前友人と恋愛の話をした際に自分がかなりの童貞——というよりはただのチキン?——ということが判明しました。

 その時の話がどういう話だったかと言いますと、男女の交流があった際、どこまでが友人レベルの関係で、どこからが恋愛レベルの関係になるのか、という内容でした。

 文脈としては以下の通りです。

 結構仲の良い友人がいるんですけど、その子は前々からしばしば女性と遊んでおりまして、「さてはコイツら付き合ってるな~?」って思ったんですけど、いつぞやかのタイミングでそのことを聞いてみたら否定されました。

 で、それ以降も別の女性と遊んでいたんですけど、彼女は彼氏持ちだったので「え!? NTR!?」って思ったんですよ。いやまあそういうことをする子では無いと理解はしておりますがね。勿論それも否定されました。

 そしてまたまた別の女性と遊びまして、その時にこの議論に至ったんですよ。議論開幕の自分の台詞は、要約すれば「さてはヤリチンだなオメー?」です。厳密にはヤリチンでは無くプレイボーイですが。ヤってないみたいなので。

 正直、自分にとっては——まあ文脈によりますけど——女性と出かけるって恋愛、或いはヤリチンのやる行為なんですよ。それを友人に伝えてみたところ、彼が画面の向こうにいる自分をヤバい目で見ている姿がありありと思い浮かべられる反応をされましてね。

 そこから恋愛かどうかの議論が始まりました。一緒に食事する、カラオケ行く、ラインで話す(まあこれに関しては程度によりますが)——体感ですが、自分が恋愛だと思って挙げたことの6、7割は、友人にとっては友人レベルの話だと告げられました。

 落ち込んだとかは無いんですけど、衝撃受けましたね。まさか自分がこんな童貞野郎だったとは……我ながら自分が良い意味で凄いぜ……! 一応童貞キャラで売ってきたからね。

 しかーし! それで終わらないのが曼珠ちゃん。「いやでもアイツの脳味噌がチンポなだけで、実はワイがまともじゃね!?」って思ったんですよ。

 バイト終わった後に友人に回収されて飯食いに行った時に、この話をしたんですよ。プレイボーイじゃない子で大人しい感じの子です。そしたら、自分では無くさっきの友人の方を支持しやがった! 「あ、やっぱ自分がヤバいんやな……」って納得せざるを得なかったですね。

 この見事な童貞っぷり! 曼珠ちゃんは女性との交流が全然無かったんやな! って皆々様方思われたことでしょう。そうだよ。

 まあでも、密な交流は無くとも、雑談する程度の交流はありましたし、ほんの一部の子とは割と密な交流もありました。流石にそこまでヤバい奴ではありません。女性との交流のエピソードはいくつかありますし、長くはないけど気が向いたら何か書きますかね。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る