第17話 いなくなる寂しさ

夏休みの考えてたことは当たってしまった

「那智、私辞める学校」

お菓子食べる?感覚で話してきたので理解するのに時間かがかかった

「え?なんで?嫌だよ△△が辞めたら楽しくなくなっちゃうよ」

「あはは、ありがとう」「でもね」と、

彼といる時に考えたんだけどキャバクラに年齢詐称して入ったらさ、なかなか他の人も悪い人いないし私話すの好きだし何よりお金ほしいからさ

そう考えると学校無理だなって


一気に話された言葉を挟む隙もないほどに

もちろん年齢詐称はまずいと思うけどそれでもやりたいと言うのを実力行使で止めるのはなんか違う


また会える?

もう別れるカップルのような事を泣きながら言った

家が変わるわけじゃないから遠くないでしょ?

慰められて届けを出すまで毎日来てくれた

一緒にお昼も食べたしお菓子も分け合った

退学届けが受理されて荷物を取りに来た時

またね、でいいよねと

またまた別れるカップルか!て


その日は大事なバレッタをつけて本当に大事にするねと

本当に学校に未練がなかったらしくじゃーねー!といなくなった

ポケベルの反応は全く無くなった

私ばかりが会いたい気持ちで彼女からしたら期間限定の友達だったのかな

白いバレッタはちょうど何かのお土産でもらった白い木の箱があったからティッシュにくるんで蓋をした

なんとなくもってたら会えるかもとまた淡い期待を

もう隣の席は誰も座ってない

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