第9話 混雑原宿
無事原宿に着いた私たちはどこへ行くか迷った
友達と行く時は決まってたりするけど初めて来たという人には何を勧めるのがいいのか分からなくてとにかく歩いてみよう!
ということで私も入ったことない店もあると思って歩いた
大抵の人がご存知のように原宿の人混みは半端じゃない
そして私たちは恋人でもない
ただのクラスメイト
手を繋いではぐれないようになんては出来ない
色んな服屋や雑貨屋がある中女の子が入っていく可愛いお店を見つけた
「あそこ、行ってみてもいい?」
「うん、いいよ」
実際私もなんのお店か知らず人気そうだから気になって入ってみたらキャンディのお店だった
量り売りというか欲しいものを欲しいだけ袋に入れて最後に重さで値段がわかるという
せっかく入ったし可愛いキャンディを買っていこうと決めてウロウロ、こっちもウロウロ
入ってみて分かったのだが入口がとても小さい
女の私でもちょっと屈んで入ったから男子の彼はもっと窮屈だったのでは…
でもあれこれカラフルなものを見て楽しそうにしてくれたので良かった
それ以外は何をしたか……あまり記憶にない
そろそろ夕方だし電車の時間もあるから帰ろうかとなってまた電車に乗り込む
座れた!!
日曜日の帰りの電車に座れたことがなかったのでラッキーだった
地元について
「今日はありがとう、気をつけて帰ってね」
と私
「うん、わかった」
と彼
駅で別れた
私は戦利品のキャンディを大事にカバンに入れて自転車を漕いで帰った
あ、せっかくの原宿記念だし複数あるものはおすそ分けしようと考えて何か可愛い袋はないか家でまた探したり
そのおすそ分けが問題になるとはその時は考えず…
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