第5話 5時間目の体育が彼の生死を決めた
ある割と過ごしやすい時期に私は5時間目ウトウトしながら教室で授業受けてたら校庭が騒がしい。
マラソンで疲れてしまったのかな、と思ったら救急車が校庭に。男子生徒が運ばれていくところを見た。
まさかそれが同じ部活の男の子だったなんて。
お通夜は雨だった。
クラスメイトも私たち同じ部活の仲間も泣いた。
持病があり見学するには毎回生徒手帳に親が書いた内容(体育は見学でお願いしますという趣旨)
とにかく異常に色んなことが厳しかった。
ちょうど、その時体育があるにもかかわらず生徒手帳を忘れてしまってたらしく、説明をしたにも受け入れて貰えずほかのみんなと一緒にマラソン。
それで倒れ、帰らぬ人となった。
その体育教師は飛ばされた。
私たちは部活に明るい声が聞こえないことに違和感を感じどうしていいのか分からなかった。
ある時部室の掃除をしていたら誰かが
「みんな来て!!」とロッカーから離れない。
なんだろうと思い行ってみるとそこには亡くなった同級生が書いた漫画のキャラクターだった。しかもペンがなかったのかチョーク、あれで書いてあった。
「私たちが卒業するまでは絶対触れさせない消させないようにしようねって」
今頃なにしてるかな?楽に好きな物食べたりはしゃいだりできてるかな?
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