第4話 転校から中学までショートカット

そして、短くなった爪を保健室で過ごしながら見ながら「最近貧血はどう?」と先生が先生らしいことを聞いてくる。

血圧が異様に低いらしく身体中に血がめぐり渡らなくてすごくしんどい。

何もしてなければ普通だけど走ったり立ちっぱなしだと視界が暗くなって足元から崩れていく。

早退といっても片道30分の道。

それだけで倒れそうになる。


やりたいことも無いし30分という長い距離に嫌気がさして段々と不登校に。

私が学校に来た時は珍獣が現れたかのように周りの目が怖い。

だから下駄箱から真っ先に保健室へ行く。

もちろん今日は頑張ってみようと今日入ってみても席が分からなかったり…


しかも毎日教科書ノートを持ち帰るのが規則なこの学校からしてみては私はとてつもなく問題児、持って帰らないから行った時に自分の席の上には中に入れてた教科書ノートぎ山積み。

なんだよこれ。

それでも持って帰らない私。テストの点が悪いのも当たり前、もともと頭が悪いのも分かってたけど基礎をなにも理解できないから応用なんて無理に決まってる。


好きなのは音楽、美術。

あとは部活で入った演劇部。


私の同い年で男の子が2人入ったのは珍しいらしい。1人は私のクラスメイト、だから話しやすかった3年間同じだったね。


毎日部活はベランダで発声練習をズラーっと並んで練習をして。ランニングもあったけど私はゆっくり走った。

先輩からしたら多分生意気だったろうと思う。何がどうというわけじゃなく存在が。


男の子のもう一人の子は同じ演劇部にお姉さんがいるから入ってきたみたい、私のクラスメイトの男の子とは幼なじみらしく。

いつもその子は白いを通り越して真っ青な顔色をしていて細くて心配になるほど。

ユーモアがあってイタズラしても笑いに変えられる面白い子。

人生初めてのお通夜でサヨナラするなんてなんで神様は何を見てるんだろう

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