第2話 空気のないいじめ

私はいつでも人を信用しすぎていじめられてることに気づかなかった。

中学では知ってる顔もいたけど知らない顔もいた。

必ずグループで何かを決めたりある意味団結力を高めようとのこと。

小学校の頃から名前だけは知っていた女の子に交換日記しない?那智ちゃん…那智って呼んでもいい?という所から1人の女の子と交換日記することに。

しかし時々反応が変な時があってなぜか日記にしか書いてないことをクラスの男子が知っていたということ。

私は相変わらず人と関わるのが苦手で交換日記してる子を疑いたくはなかったけど交換する頻度が減って内心


「ああ、間違いじゃなかったんだ」


となった。



いじめの数を数えたら小学生の頃から計り知れなく転校した先で物珍しに違うクラスの人が見に来たりパンダの気分だった。

○○体操知らないの?とか暮らしてた場所が違うんだから知らないよ…ともいえず知らないから教えて。というのが精一杯。


いちばん酷いいじめは小学生のころ那智ちゃんと話さないこと!と息巻いている女子。

悩みに悩んで親に打ち明けて、先生に取り合ってもらいなんとかいじめは無くなりましたが円形脱毛症が2箇所。

そこはもう生えてますがストレートの中にくねくね曲がった髪の毛が脱毛症のところに生えてくる、くそぉと何度恨んだか。

5年生の時、1人で下校をしていたら

「那智ちゃん」

呼び止められました。声からしていじめてきた奴。

振り切って無視して帰ればよかったのですが興味に抗えず「なに?」と乗ってみることに。


「私はー、中学受験するんだー」

など一方的に話していく。

その中で巾着袋を出しておもむろに飴玉を出して「何食べる?」と。

もちろん登下校の飲食は禁止。

共犯者を作ろうとしていたら鴨がやってきたという訳ですかね。

「登下校の食べたり飲んだりダメだよ?」

ようやくできた反撃開始!

「飴なんだもんすぐなくなるよ大丈夫!」

なにが大丈夫なんだ共犯にはなりたくないから

「先生に言うよ」と言ったら鬼のような顔で帰宅ルートを走って逃げていきました。


ざまあ、はよ居なくなれと思った。

と思ったら家に帰ってからまさかどん底に突き落とされるとは……

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